食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05530160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ベンタゾンに関するさや付き及びさや無しの豆類及びエンドウ豆中の現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2021年1月11日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月11日、ベンタゾン(bentazone)に関するさや付き及びさや無しの豆類及びエンドウ豆中の現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2020年12月9日承認、30ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6376)を公表した。概要は以下のとおり。
 BASF SE社は欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、さや付き及びさや無しの豆類(beans)及びエンドウ豆(peas)中のベンタゾンに関する現行のMRLを改正するようオランダの管理当局に申請書を提出した。
 申請書を裏付ける提出データはさや付きエンドウ豆に関するMRLを導出するのに十分であった。残留物試験から得られた結果は、さや付き及びさや無し豆類、及びさや無しエンドウ豆に関する現行のMRLを改正する必要はないことを示した。バリデーションが取れた0.01mg/kgの定量限界(LOQ)で検討対象の作物中のベンタゾン及びその代謝物の残留物を管理するのに適切な分析法が利用可能である。
 EFSAは、ベンタゾンのさや付きエンドウ豆への提案された使用の結果、消費者ばく露量が毒性学的参照値を超えることはなく、したがって親物質のベンタゾンに関して消費者の健康へリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。しかしながら、リスク評価は目安であり、小麦の代謝試験における6-ヒドロキシベンタゾン(6-hydroxy-bentazone)に関する毒性学的特性に関連する不十分な情報に起因する追加的、非標準型の不確実性により影響されている。
EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。
品名          現行MRL mg/kg   MRL改正案 mg/kg
さや付き豆類        0.3         ※1
さや付きエンドウ豆     0.3       0.8/0.01(LOQ) ※2
さや無し豆類        0.05         ※1
さや無しエンドウ豆     0.05         ※1
※1 提出データは現行MRLの改正の必要性を示すエビデンスを提供していない。
※2 目安となる摂食リスク評価によれば、消費者の摂食懸念は特定されなかった。6-ヒドロキシベンタゾンの毒性が十分に特性評価されていないことを考慮して、更なるリスク管理者の検討を要する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6376
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