食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05520260160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、プラスチック製食品接触材料の代替品の販売及び安全性に関する分析調査結果を公表
資料日付 2020年12月3日
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分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は12月3日、プラスチック製食品接触材料の代替品の販売及び安全性に関する分析調査結果を公表した。概要は以下のとおり。
 当該調査研究は、生分解性プラスチックなどのプラスチック代替品が急増する状況下、その健康面及び経済面での影響に関して、エビデンスに基づく、かつ消費者の安全性と技術革新とのバランスを考慮する調和の取れた対応を促進することを意図して行われた。
 本リサーチは、学術論文及びいわゆる灰色文献(grey literature)の分析に加え、専門家とのインタビューを行うことにより、当該テーマの研究の現状を明確に示している。
 プラスチック代替品に関する調査研究を俯瞰し理解するため、Science Direct(2015年~現時点)を用いたシステマティックな文献検索が行われた。検索キーワードは、「バイオプラスチック(bioplastics)」「バイオベースのプラスチック(bio-based plastics)」「プラスチック代替品」「バイオベースの食品接触材料(bio-based food contact materials)」「バイオベースの食品包装(bio-based food packaging)」「安全性」及び「堆肥化が可能な食品包装(compostable food packaging)」である。
 上記に関して、最終的に14件の論文が得られ、うち半数が1種類のプラスチック代替品に関するもので、残りは、複数のポリマーを取り上げたものであった。
 インタビューは、FSA職員及び外部機関の専門家に対して行われた。
 本調査及び分析から得られた課題を一つだけ挙げるとすれば、このテーマは持続可能に関する一般的なレトリックが示唆する内容と比べ遥かに複雑であるということである。従来のプラスチックからの移行は、多くの意図せぬ結果を伴う可能性がある。健康影響、アレルギー反応、製品の保存可能期間の短縮、及び環境へのより有害な影響の可能性などである。
 報告書では、確実で持続可能な食品包装への安全な移行を支援するFSAにとっての一助となる以下の提言が示されている。
・英国のフードサプライチェーンを監督する政府機関同士の連携した取組みを促進する。
・公共部門、プライベート部門及び学術分野が透明性のある協力体制の下で知見を共有する。
・プラスチック代替品に関する明確な、かつエビデンスに基づく規則の策定。
・消費者教育への参画
 報告書(43ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/market-and-safety-analysis-of-alternatives-to-plastic-food-packaging-report.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/research/research-projects/market-and-safety-analysis-of-alternatives-to-plastic-food-packaging
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