食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05510150505
タイトル スイス連邦食品安全獣医局(BLV)、スイス連邦参事会は農業でのグリホサートの使用を低減させる意向であることを公表
資料日付 2020年12月4日
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概要(記事)  スイス連邦食品安全獣医局(BLV)は12月4日、スイス連邦参事会は農業でのグリホサートの使用を低減させる意向であることを公表した。
 スイスでは数年前からグリホサートの販売量が減少している。この傾向は、11月25日に採択された報告書(グリホサートの段階的廃止計画の可能性と方法の検討)で再確認されているように、連邦参事会が強化しようとしている。この報告書では、農薬の使用の低減は可能で、この目標はすでに多くの分野で達成できたことを明らかにしている。
 報告書によると、グリホサートの使用量の低減は可能で、多くの分野で既に可能になっている。他にも、一部の農業分野では他の削減法をさらに活用できる可能性がある。例えば、浸食のリスクのない耕作地の雑草を除去するために土を機械的に耕すことが可能ある。
 しかし、報告書はグリホサートの代替法には欠点がある可能性を明らかにしている。考えられる代替法は土壌浸食のリスクを増加させるだけでなく、生産コストも増加させる。また多年生雑草の抑制がより困難になる。グリホサートの使用と比較して、機械的な方法はエネルギー消費量と温室効果ガスの排出量を増加させる。またスイスの監視データは、表層水のグリホサート濃度が水生生物に有害であると懸念する理由はないことを明らかにした。
 報告書によると、浸食のリスクがある穀類の農地のような一部の農地でグリホサートの使用を中止することはまだ推奨されていない。グリホサートを使用せずに土壌を保護する技術が開発されるまでグリホサートの使用を継続するべきである。(代替法への)移行は後で実施するべきで、新たな解決策を開発するための時間が必要である。
 報告書の結果は、連邦参事会の農業政策と農薬に関する行動計画の方向性、即ち農薬の使用によるリスク低減を目標に推進し、システム全体を注意深く監視することの妥当性を確認した。連邦参事会は2022年からの農業政策においてこの方向で進める意思を再確認した。
 報告書(フランス語)は下記URLから入手可能。
https://www.newsd.admin.ch/newsd/message/attachments/64253.pdf
地域 欧州
国・地方 スイス
情報源(公的機関) スイス連邦食品安全獣医局(BLV)
情報源(報道) スイス連邦食品安全獣医局(BLV)
URL https://www.blv.admin.ch/blv/fr/home/dokumentation/nsb-news-list.msg-id-81466.html
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