食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05490270149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分クロフェンテジンの評価に関する科学的意見書の草案を公表し意見募集を開始
資料日付 2020年11月6日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月6日、有効成分クロフェンテジン(clofentezine)の評価に関する科学的意見書の草案(19ページ)を公表し、2021年1月5日を期限とする意見募集を開始した。科学的意見書の草案の概要は以下のとおり。
 欧州委員会施行規則(EU) No 844/2012(欧州委員会施行規則(EU) No 2018/1659により改正)に基づく有効成分クロフェンテジンの認可更新のピアレビューの枠組みにおいて、申請者は、非化学的方法を含む他の利用可能な手段では抑制できない植物の健康への重大な危険を抑制するための殺ダニ剤としてのクロフェンテジンの必要性に関するデータを、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第4条第7項に基づき提出した。
 これに関連して、EFSAは、申請者から提出されたデータを収集し、検証するために、加盟国との間で意見交換を実施した。今回の科学報告書は、6加盟国における9つの作物群/病害虫の組合せの評価結果をまとめたものである。
 評価の結果、以下の作物群/病害虫の組合せにおいてクロフェンテジンに代わる広範囲の殺ダニ有効成分が化学的防除に利用できないことが明らかになった:花の球根のハダニ、スペインの核果(sweet and sour cherry)、ラズベリー(露地及びハウス用途)、キュウリ(露地及びハウス用途)、トマト(ハウス用途)等のハダニ(spider mites)。同じ作用機序の化学的代替品(ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、場合によってはエトキサゾール(etoxazole))が、ベルギーとポーランドにおけるナシ状果、ベルギーにおけるイチゴ(露地、ハウス)、ブラックベリー(露地、ハウス)及び観葉植物、スペインにおける柑橘類の5つの作物グループでのハダニ防除に利用可能である。ヘキシチアゾックスは、ドイツではナシ状果(Panonychus ulmi)及び観賞用(露地、ハウス)用途に認可されている。エトキサゾールは、スペインにおけるハウス栽培のイチゴ及び露地栽培のトマトの2作物でハダニに対する使用が認可されている
 これら全ての用途に関して、適用除外に科学的な裏付けはない。しかし、最後の2つの用途については、エトキサゾールの評価結果が規則(EC) No 1107/2009第4条第7項の適用除外に影響を与える可能性がある。エトキサゾールが更新されなかった場合、スペインではこれらの用途ではクロフェンテジンが唯一の利用可能な薬液であるため、適用除外は科学的に支持されていると考えられる。チューリップの球根/Aceria tulipae及びプラム/ハダニの2つの作物群/病害虫では、適用除外は科学的に支持される可能性があるため、利用可能な非殺ダニ剤の方法を十分慎重に検討する必要がある。提示された用途に対する非化学的代替法の評価では、利用可能な非化学的方法は、しばしば中程度の有効性を有するか、または一定の制限があることが示された。化学的方法と非化学的方法の両方の組合せが可能な場合が多いと考えられる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/public-consultation-active-substance-clofentezine-regards
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