食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05460380301
タイトル 論文紹介:「輸入冷凍イチゴと関連した国際的なA型肝炎ウイルス集団感染の再発生、ドイツ、2018~2020年」
資料日付 2020年9月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (2020
, 25(37):pii=1900670)に掲載された論文:「輸入冷凍イチゴと関連した国際的なA型肝炎ウイルス集団感染の再発生、ドイツ、2018~2020年(Resurgence of an international hepatitis A outbreak linked to imported frozen strawberries
, Germany
, 2018 to 2020)、著者C Ruscher (State Office for Health and Social Affairs (LAGeSo)
, ドイツ)、J Enkelmann (Robert Koch Institute
, Department for Infectious Disease Epidemiology
, ドイツ)ら」の概要は以下のとおり。
 2018年にスウェーデン及びオーストリアで発生した冷凍イチゴに関連したA型肝炎ウイルス集団感染に続き、ドイツでも2018年10月から2020年1月の間に、同じウイルス株に関連した症例が65例検出された。同期間中の症例の発生には2つのピークが見られた。 
 2件の症例対照研究及び患者の食料品の喫食頻度と大規模な消費者パネルの購入データとの比較から、冷凍イチゴケーキが主要な感染源であることを示す強い証拠が得られた。聞き取り調査を受けた46人の患者のうち、27人が冷凍イチゴケーキを喫食したと報告し、そのうちの25人が自発的に又はリコール支援に用いた製品画像からブランドAのケーキを特定した。遡及調査の結果、スウェーデンとオーストリアで発生した以前の集団感染に関与したポーランドの製造業者は、ブランドAの製造業者に冷凍イチゴを納入していた卸売業者を介してエジプトから冷凍イチゴを受け取っていたことが明らかになった。
 系統解析の結果、エジプトの下水、糞便、イチゴから過去に分離された類似株と当該集団感染株の関連性が確認された。
 汚染の強い証拠のある製品の徹底した遡及調査及び適時のリコールは、特に賞味期限の長い食品において、集団感染の抑制及び再発の防止に重要である。A型肝炎ウイルスの継続的な分子サーベイランスは、集団感染の特定及び食品安全介入の成否の監視に必要である。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance(2020 , 25(37):pii=1900670)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2020.25.37.1900670
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