食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05460360149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、2020年5月~8月の鳥インフルエンザに関する調査報告書を公表
資料日付 2020年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)は9月30日、2020年5月~8月の鳥インフルエンザに関する調査報告書(40ページ、2020年9月24日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州では、2020年5月16日から8月15日までの間に、家きんにおいて7件の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI) A(H5N8)ウイルスの集団感染が報告された(ブルガリア1件、ハンガリー6件)。また、同期間中に1件の低病原性鳥インフルエンザ(LPAI) A(H5N3)ウイルスの集団感染がイタリアの家きんで報告された。ハンガリーで検出された6件の集団感染の全てが二次的な集団感染であり、2019年12月以降、冬から春にかけて欧州中央部の家きんで見られたHPAI A(H5N8)の流行(n=334)の終末であると見られる。
 当該報告期間中にブルガリア及びハンガリーで分離されたHPAI A(H5N8)ウイルスの遺伝的解析では、2020年当初にそれぞれの国で回収されたウイルスと比較して大きな変化は特定されなかった。これは、ウイルスが感染野鳥を介して新たに侵入したのではなく、両国のウイルスが持続していたことを示唆する。
 当該報告期間中にロシア西部の家きん及び野鳥でHPAI A(H5N8)ウイルスが検出されており、また、カザフスタンでも9月中旬に検出されている。ロシア西部及びカザフスタン北部のHPAIウイルスの存在は、野鳥の秋季の移動経路と空間的に関連しており、欧州連合(EU)に移動する野鳥を介して同ウイルスが拡大する可能性が懸念される。EU加盟国は、バイオセキュリティ対策を強化するなどHPAIの疑い例を速やかに検出するための適切な措置を講ずることが強く推奨される。過去の経験(2005~2006年及び2016~2017年の流行)によれば、欧州北部及び東部は今年の秋季から冬季にウイルスの侵入リスクがより高くなる可能性があり、ウイルスの早期検出のための迅速な対応策を講じる必要がある重要な地域である。
 当該報告期間中、鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染によるヒト症例が1例報告された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2020.6270
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