食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05430840305 |
| タイトル | 欧州連合(EU)、全動物種に使用する飼料添加物としてのL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物の認可を公表 |
| 資料日付 | 2020年7月27日 |
| 分類１ | --未選択-- |
| 分類２ | --未選択-- |
| 概要（記事） | 欧州連合(EU)は7月27日、全動物種に使用する飼料添加物としてのL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物(L-histidine monohydrochloride monohydrate)の認可を官報(PDF版5ページ)で公表した。 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1831/2003は動物栄養において使用する添加物の認可並びにその根拠及び手続きを規定している。 規則(EC) No 1831/2003第7条の規定に従って、L-ヒスチジン一塩酸塩一水和物の認可を求める3件の申請書が提出された。申請は、大腸菌NITE BP-02526株、Corynebacterium glutamicum KCCM80172株又は同種 KCCM80179株(以下大腸菌NITE BP-02526株等)により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物を全動物種に使用する飼料添加物として認可し、添加物カテゴリーの「栄養添加物」として分類することに関する。大腸菌NITE BP-02526株及びC. glutamicum KCCM80179株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物は添加物カテゴリーの「官能的添加物」としても申請されている。 欧州食品安全機関(EFSA)は2019年7月の意見書において、大腸菌NITE BP-02526株等により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物は、対象種の所要量に合わせて適切なレベルで補給される場合、提案された使用条件下で、動物の衛生、消費者の安全又は環境に有害影響を及ぼさないと結論付けた。この結論は、大腸菌NITE BP-02526株又はC. glutamicum KCCM80179株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物を官能的添加物として意図される使用レベルで使用する場合にも当てはまる。EFSAは当該添加物の使用者の安全性に関して、C. glutamicum KCCM80172株又は同種KCCM80179株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物に関して眼に軽度の刺激性のリスクがあることだけを述べた。大腸菌NITE BP-02526株を用いた発酵により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物に関して、EFSAは吸入によるリスクを述べた。したがって、ヒトの健康、特に当該添加物の使用者への有害影響を防止するために適切な予防措置が講じられるべきである。EFSAは更に、大腸菌NITE BP-02526株等により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物は、動物栄養に関する必須アミノ酸L-ヒスチジンの有効な供給源であり、反すう動物において有効であるために、ルーメン(第一胃)における分解に対して保護されるべきであると結論付けた。EFSAは更に、大腸菌NITE BP-02526株又はC. glutamicum KCCM80179株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物は飼料の香料化合物として有効であると結論付けた。 EFSAは、販売後のモニタリングに関する特定の要件が必要であるとは考えていない。EFSAはリファレンスラボラトリーから提出された飼料中の当該飼料添加物の分析法に関する報告書についても検証した。 香料として使用される場合、これらの添加物に関するより適切な管理が可能となるように、制限及び条件を付すべきである。香料として使用されるこれらの添加物に関して、推奨含有量をラベルに表示すべきである。その含有量を超過する場合は、プレミックスのラベルに特定の情報を表示すべきである。香料化合物としてのL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物の飲用水中での使用は認可されていない。 大腸菌NITE BP-02526株等により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物の評価は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1831/2003第5条で規定されている認可の条件を満たしていることを示す。したがって、本規則の付属書の規定に従ってこれらの物質の使用を認可すべきである。 以上の観点及び経過から欧州委員会施行規則(EU)2020/1090を採択する。 第1条 1. 本付属書に規定される大腸菌NITE BP-02526株、C. glutamicum KCCM80172株又はC. glutamicum KCCM80179株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物は添加物カテゴリーの「栄養添加物」及び機能グループの「アミノ酸、それらの塩及び類似化合物」に属しており、本付属書に規定される条件に従って動物栄養の飼料添加物として認可する。 2. 本附属書に規定される大腸菌NITE BP-02526株又はC. glutamicum KCCM80179株により生産されるL-ヒスチジン一塩酸塩一水和物は添加物カテゴリーの「官能的添加物」及び機能グループの「香料化合物」に属しており、本付属書に規定される条件に従って動物栄養の飼料添加物として認可する。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源（公的機関） | 欧州連合(EU) |
| 情報源（報道） | - |
| URL | https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32020R1090&from=EN |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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