食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05430690160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、食品由来疾患の疾病率の国際的な比較に関する調査研究の報告書を公表
資料日付 2020年7月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は7月30日、食品由来疾患の疾病率の国際的な比較に関する調査研究の報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 FSAが公表した報告書から、各国間の食品由来疾患の疾病率を有効に比較することは不可能であることが明らかになった。採用されている方法論及び記録システムが大きく異なることが理由である。
 この調査研究(FSAの委託により英国公衆衛生庁(PHE)が実施)では、世界的に用いられている広範な手法として、以下の3種類が見いだされた。
1.前向きコホート研究
 サンプル集団は予め募集する。その後、疾病のあらゆる症状を毎週報告してもらう。検体提出も可能である。この手法は、具体的な原因を判定できる。
2.サーベイランスピラミッドに基づく研究
 過少診断及び過少報告が原因で見落とされた患者の数を推定する手法である。推定には、検査機関で確認された患者数から外挿するための乗数が使われる。
3.後ろ向き横断研究
 国民を代表する集団に対して、直近の過去における症状に関して質問する。
 当該調査研究では、英国が採用しているのは、利用可能なアプローチで最も正確な手法(前向きコホート研究)であると結論付けられている。
 報告書「食品由来疾病の推定に使われる方法論に関する英国と他の国々との比較(2020年5月)」(83ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/systematic-review-comparing-the-methodologies-used-to-estimate-foodborne-disease-in-the-uk-to-other-countries.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) -
URL https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/report-into-international-foodborne-disease-rates-published
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