食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05430670149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、トンネルコンポスト方式による堆肥化の代替方法の評価に係る科学的意見書を公表
資料日付 2020年8月5日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月5日、トンネルコンポスト方式による堆肥化(Tunnel Composting)の代替方法(欧州コンポストネットワーク(European Composting Network)による申請)の評価に係る科学的意見書(36ページ、2020年7月8日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
 カテゴリー3(※訳注)に属する特定の動物副産物(ケータリング廃棄物及び動物由来の加工食品)から堆肥を製造するための2つの代替方法が評価された。1つ目の提案は最低温度55℃で72時間、2つ目の提案は60℃で48時間、それぞれ最大粒径200mmとして処理するものであった。
 提案された堆肥化プロセスは、欧州委員会規則(EU)No 142/2011付属書V第3章第2節に規定される、堆肥材料中のEnterococcus faecalis又はSalmonella Senftenberg(775W、硫化水素非産生性)の5 log10の減少及びパルボウイルスなどの耐熱性ウイルスの感染力価の3 log10の減少を達成するための有効性について、生物学的ハザードに関する科学パネル(BIOHAZパネル)によって評価された。BIOHAZパネルの評価は、ヒトの消費を意図した動物副産物(ABP)原料(ケータリング廃棄物及び加工食品)のみに焦点が当てられた。
 申請者は、内在指標や混入させた代替細菌の生存率の減少の直接的な測定を含むどのような検証実験も提供しなかった。しかしながら、文献で報告されている熱不活化パラメータから、提案された堆肥化基準は、少なくともE. faecalis又はS. senftenberg 775Wの5 log10の減少を達成し得ると結論づけることができる。申請者は、耐熱性ウイルスを関連ハザードとして考慮しておらず、したがって、混入させた耐熱性ウイルスの感染性の低下を直接測定したデータも、国レベルで実施された検証研究のデータも、提案された堆肥化基準の耐熱性ウイルスに対する有効性を裏付ける文献データも提供していない。しかし、熱耐性ウイルスは、今回のような場合では関連ハザードであると考えられるべきであり、したがって検証データが提供されるべきであった。
 BIOHAZパネルは、申請者が提供したエビデンスは、欧州委員会規則(EU)No 142/2011附属書V第3章第2節の要件の達成を証明していないと考える。
(※訳注) 規則(EC)No 1069/2009により区分される、「公衆又は動物衛生にリスクを生じない動物副産物に由来し、商業的な理由又は製造上の問題等により食用とされない動物由来製品等」を含むカテゴリー。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2020.6226
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6226
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