食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05430020105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、乳児用米シリアル中の無機ヒ素の対策レベルに関する業界向けガイダンスの最終版を公表
資料日付 2020年8月5日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は8月5日、乳児用米シリアル中の無機ヒ素の対策レベル(Action Level)に関する業界向けガイダンスの最終版を公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、乳児用米シリアル中の無機ヒ素に関する2016年のガイダンス案を最終化し、FDAが意図したサンプリング及び実施方法を特定するガイダンスを公表した。 当該ガイダンスでは、対策レベルを100µg/kgあるい100ppbと特定した。これは乳児の無機ヒ素への食事ばく露を減らすことによって公衆衛生を保護し、また業界によって達成可能なレベルである。 FDAが当該対策を行う理由は、無機ヒ素へのばく露が神経発達への影響と関連しているためである。
 FDAによる過去10年間の乳児用米シリアルの検査は、製造業者が無機ヒ素のレベルを確実に下げるために米及び米由来の原料(例:米粉)の選択的な調達や検査を行う等、適正製造規範(GMP)を通じて、当該対策レベルへの到達に既に大幅な進歩を遂げていることを示している。 2018年の検査結果は、100ppbレベル以下であった検体が76%であった。これに対し、2014年は検体の47%、2011~2013年は検体の36%であった。 精米及び玄米の両方のシリアルで100ppbレベルを満たす改善を示したが、全体的な無機ヒ素のレベルが低い傾向にある精米のシリアルの方が大きな改善を示した。
 鉄分が強化された乳児用米シリアルは、乳児にとって優れた栄養源であり、最初あるいは唯一の乳児用シリアルとして頻繁に使用されている。しかしながら、オート麦、大麦、マルチグレイン等の、鉄分を強化した他の乳児用シリアルも、最初あるいは初期の乳児用シリアルになり得る。 妊娠中の女性も、バランスの取れた食事の一環として、様々な穀類を摂取することが勧められる。
 当該ガイダンス「乳児用米シリアル中の無機ヒ素:業界向け対策レベルに関するガイダンス」(2020年8月、8ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/media/97234/download
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) -
URL https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-issues-final-guidance-industry-action-level-inorganic-arsenic-infant-rice-cereals
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