食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05410170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、補強データを考慮した有効成分ラムダシハロトリンのリスク評価に関する協議結果を公表
資料日付 2020年6月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月26日、補強データを考慮した有効成分ラムダシハロトリン (lambda‐cyhalothrin)の農薬リスク評価に関する欧州連合(EU)加盟国、申請者及びEFSAによる協議結果をテクニカルレポート(2020年6月16日承認、61ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2020.EN-1883)にて公表した。概要は以下のとおり。
 有効成分ラムダシハロトリンの認可は欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009の規定に従って、欧州委員会施行規則(EU) No 540/2011付属書を改正し、欧州委員会施行規則(EU) 2016/146により更新された。同認可更新には申請者(Syngenta特別部会)が欧州委員会に対して、以下の補強情報を提出する義務を負う特定の条件が付された。
(a) 利用可能なガイダンス(2010年体系的レビューに関するEFSAのガイダンス等)を使用してラムダシハロトリンへのばく露に関連する潜在的な精子への影響に関する利用可能なエビデンスを評価するための体系的なレビュー
(b) 代謝物V(3-フェノキシ安息香酸(PBA))及びXXIII(4-(3-ヒドロキシフェノキシ)安息香酸(PBA(OH)))の毒性学的特徴を評価するための毒性学的情報
 体系的なレビューに関する補強情報は対応されていると考えられる。信頼できる試験はいずれもラムダシハロトリンへのばく露に関連する潜在的な精子への影響に関するエビデンスを提供しなかった。PBA及びPBA(OH)の遺伝毒性に関して、新たなデータ、すなわちAmes試験(PBAのみ)、in vitro哺乳類細胞遺伝子突然変異試験、及びin vitro哺乳類小核試験の結果が提出された。しかしながらデータの解釈に関するいくつかの問題が特定されたため、両代謝物の遺伝子突然変異及び染色体異常の可能性に関して確固たる結論を導き出すことはできなかった。
 加盟国の異なる見解を考慮し、PBA及びPBA(OH)の遺伝毒性試験の結果を協議するためにピアレビューがEFSAにより提案される。追加の急性毒性試験は、消費者ばく露に関係する反復投与毒性試験を通じて、親化合物と比較した代謝物の相対的な全般的毒性に対応するには不十分であると考えられ、データギャップがある。PBA及びPBA(OH)は多くのピレスロイド類(ガンマシハロトリン、シペルメトリン、デルタメトリン等)の共通の代謝物であることが留意される。PBA及びPBA(OH)に関する異なる農薬の有効成分の文書から利用できる全てのデータの調和された評価は、PBA及びPBA(OH)を共通の代謝物として持つ有効成分を網羅した一貫性のある結論の提供を可能にするであろう。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1883
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