食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05320380105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、動物における意図的なゲノム改変についての理解を深めるFDAの見解を公表
資料日付 2020年2月7日
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概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は2月7日、動物における意図的なゲノム改変についての理解を深めるFDAの見解を公表した。概要は以下のとおり。
 ゲノム編集は、動物に意図的なゲノム改変を導入するために使用される画期的な技術であり、ヒトの健康及び動物衛生、動物福祉を改善し、食料生産及び品質を向上させる可能性がある。しかし、我々が前進するにあたっては、安全性及び有効性の基準を保持することが最優先である。
 FDAは消費者が農業バイオテクノロジー製品の安全性と利点について学ぶことを支援するための公教育キャンペーンを間もなく実施する予定である。
 FDAは、その科学的及び技術的な専門知識と規制の経験を活用して、適時で効率的な作業を通じ、ゲノム編集等の新しい技術を用いて開発された動物における意図的なゲノム改変を監視している。
 下記は、FDA獣医学センターの所長、Steven M. Solomon氏の声明に基づくものである。
1. 本日、科学ジャーナル「ネイチャーバイオテクノロジー」は、FDAが著した分析である「生殖細胞系列ゲノムを編集したウシにおけるテンプレート・プラスミドの組み込み」を公表し、FDAの科学者が開発したバイオインフォマティクスの手法により、ゲノム編集された雄牛の、過去には報告のない意図しない改変をどのように検出できたかを記述している。当該分析は、意図的なゲノム改変でのリスクに基づく評価におけるFDAの専門知識及び重要な役割について強調している。
 FDAの分析では、動物のゲノム編集が意図しない結果をもたらす可能性があることを実証した。そして当該ケースにおいては、外来DNAが動物のゲノムに組み込まれていた。意図しない改変の存在は、必ずしもゲノム編集が動物や消費者にとって安全でないことを意味する訳ではないが、科学者及び規制当局の両方がそのような意図しない変化が起こる可能性に警戒する必要があることを示している。
2. 姉妹編である「動物におけるゲノム編集:FDAの規制が重要である理由」も本日公開され、意図した改変が自然発生した変異を再現しようとする場合であっても、ヒトの健康及び動物衛生の保護のために、動物の意図的なゲノム改変に対してFDAが監視することの価値を説明している。その解説では、リスクに基づくアプローチを通じて公衆衛生を保護するという役割とのバランスを取りながら、革新的な科学的アプローチを支持するというFDAの意図を更に詳しく説明している。
ネイチャーバイオテクノロジーに掲載された上記の論文及び記事に関しては、以下を参照のこと。
1. https://doi.org/10.1038/s41587-019-0394-6
2. https://doi.org/10.1038/s41587-020-0413-7
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) -
URL https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-expertise-advancing-understanding-intentional-genomic-alterations-animals
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