食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05310560149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品サプリメントにおける新食品として使用するアスタキサンチンの安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年2月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月5日、食品サプリメントにおける新食品として使用するアスタキサンチンの安全性に関する科学的意見書を公表した(2019年12月18日採択、PDF版9ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.5993)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養補助食品・栄養・アレルギー(NDA)パネルは、摂取する全食品に由来するアスタキサンチンの総体的累積摂取量を考慮に入れ、最高用量8mg/日にて食品サプリメントにおける新食品として使用された場合のアスタキサンチンの安全性対し意見を表明するよう求められた。
 当該新食品は、微細藻類Haematococcus pluvialisに由来するピンク色の抽出物であり、色素として食品及び飼料業界にて一般的に使用されている。
 2014年、規則(EC) No 258/1997に従い提出された申請に関連し、NDAパネルは微細藻類Haematococcus pluvialisに由来する、新たなアスタキサンチンに富む成分の安全性を評価し、アスタキサンチンの許容一日摂取量(ADI)は、動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学(FEEDAP)パネルが同年に設定した0.034mg/kg体重(bw)であると結論した。
 2019年、FEEDAPパネルは、ジメチルジコハク酸アスタキサンチンの認可更新、及び、当該添加物を新たに甲殻類とサケ科以外の魚類に対して使用することに関する科学的意見書を採択した。当該評価にて、FEEDAPパネルは0.2mgアスタキサンチン/kg bwの新たなADIを導出し、2014年に確立された0.034mg/kg bwのADIと差し替えた。
 バックグラウンドの食事(魚類及び甲殻類)由来のアスタキサンチンに対するばく露評価が更新された点、及び、最高用量8mg/日の食品サプリメント由来の摂取を考慮し、NDAパネルは、以下を結論する。
 (i) 上記のアスタキサンチンの食品サプリメント由来の摂取は、バックグラウンドの食事由来アスタキサンチンに対する高ばく露推定値を積算した複合ばく露シナリオにおいても、成人にとっては安全である。
 (ii) 上記複合ばく露シナリオにおいて、14歳以上18歳未満の青年ではADIに達する。
 (iii) 上記複合ばく露シナリオにおいて、子供ではADIを超過する(10歳以上14歳未満の子供における28%超過から4~6ヶ月齢の乳児における524%超過まで)。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5993
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