食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05310540149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、規則(EU) 2015/2283に準ずる新食品としてのYarrowia lipolytica由来セレン強化バイオマスの安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年1月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月31日、規則(EU) 2015/2283に準ずる新食品としてのYarrowia lipolytica由来セレン強化バイオマスの安全性に関する科学的意見書を公表した(2019年12月18日採択、PDF版13ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.5992)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養補助食品・栄養・アレルギー(NDA)パネルは、規則(EU) 2015/2283に準ずる新食品としてのYarrowia lipolytica由来セレン強化バイオマスに対し意見を表明するよう求められた。
 当該新食品成分は、Yarrowia lipolyticaに由来する、乾燥及び加熱殺菌されたセレン強化バイオマスである。当該酵母種は広く自然界に存在し、環境や高脂肪及び高タンパク質食品(塩漬肉、乳製品、チーズ類等)中にも検出され、2018年に当該酵母バイオマスを主原料とする食品や飼料製品の生産目的において、安全性適格推定(Qualified presumption of safety:QPS)ステータスを付与されている。
 通常の栄養素に加え、亜セレン酸ナトリウム存在下における発酵にて生産される。生産工程には、当該酵母の殺菌処理が含まれ、その結果、当該新食品にYarrowia lipolyticaの生菌は含有されない。当該新食品中の最高総セレン含有量は200μg Se/gであり、主として有機セレン化合物として存在する。
 申請者は、当該新食品の食品サプリメントとしての使用を提案している。申請者提案の対象集団は、3歳以降の一般集団であり、最高推奨使用量は、3歳から9歳までは0.2g/日、10歳以降は1g/日である。
 パネルは、当該酵母バイオマスは提案された使用量において安全性の懸念を生じず、また、当該新食品により提供されるセレンは他種の食物を源とするセレンと同等に安全であると考える。
 しかしながら、申請者提案の使用量における当該新食品の摂取は、バックグラウンドの食事がセレン高含有である場合、7歳から9歳の子供を除外した全対象集団において、耐容上限摂取量を超過するセレン摂取となる可能性があることに留意する。加えて、新たに出現しているデータはセレンの耐容上限摂取量の再評価を正当化するものと考える。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5992
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