食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05270370104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、2019年のサイクロスポーラ症国内感染症例に関する情報を最終更新
資料日付 2019年11月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は11月19日、2019年のサイクロスポーラ症国内感染症例に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
 米国においてサイクロスポーラ症は一年中報告されているが、米国内で罹患したサイクロスポーラ症(すなわち「国内感染」、あるいはサイクロスポーラ症が風土病化した国への旅行に関連しないサイクロスポーラ症例)は、春と夏の間が最も一般的である。米国でのサイクロスポーラ症が多くなる正確な時期と期間は様々であるが、5月から報告が増加する傾向にある。過去数年間の報告件数は6月から7月の間にピークに達するが、活発な状態は9月まで続く。全体的な健康影響(例:感染者数あるいは入院者数)及び特定された症例のクラスター(例:共通のばく露に関連する可能性のある複数の症例)の数も季節によって異なる。米国での過去のサイクロスポーラ症の集団発生は、様々な種類の輸入生鮮農産物(例:バジル、シラントロ(コリアンダー)、メスクランレタス(ベビーリーフ)、ラズベリー及びさやえんどう)に関連していた。
1. 2019年、サイクロスポーラ症の複数の集団発生が特定され、種々の農産物に関連していることが明らかになった。
2. 2019年11月13日時点で、2019年5月1日から8月31日に発病し、発症前14日間に国外旅行歴のないサイクロスポーラ症の検査確定症例が2
,408人、37州、コロンビア特別区及びニューヨーク市からCDCに報告された。
・発症日の中央値は、2019年7月1日であった。(範囲:2019年5月1日から8月31日)。
・少なくとも144人が入院した。死亡者の報告はない。
・様々な飲食店やイベントに関連する症例の複数のクラスターが、州の公衆衛生当局、CDC及び米国食品医薬品庁(FDA)によって調査された。
・患者の約10%は、メキシコ、モレロス州にあるSiga Logistics社から輸入された生鮮バジルに関連した複数州にわたるサイクロスポーラ集団感染に関連付けられた。
・サイクロスポーラ症の症例の多くは集団感染に直接関連付けることはできなかったが、その理由のひとつは、同症の原因寄生虫であるCyclospora cayetanensisについての有効な分子型別法がないためである。
3. これまでに報告された2019年5月から8月の国内感染症例の総数(すなわち2
,408人)は、2017年と2018年の同時期に報告された症例数よりも多くなっている。この増加は、一部には、診断試験業務の変更、すなわち便検体の検査で、多項目分子検査(multiplex molecular test)の使用の増加による可能性がある。CDCは州の公衆衛生機関と共に、検査業務の変更が症例の検出及び報告の増加に影響したかどうか、またそれはどの程度かを判定する作業に取り組んでいる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/parasites/cyclosporiasis/outbreaks/2019/a-050119/index.html
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