食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05270310149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、複数国にわたる非加熱喫食調理済み肉製品に関連したリステリア・モノサイトゲネスsequence type (ST) 6集団感染に係る合同緊急集団感染評価書を公表
資料日付 2019年11月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11月26日、複数国にわたる非加熱喫食調理済み肉製品に関連したリステリア・モノサイトゲネスsequence type (ST) 6集団感染に係る合同緊急集団感染評価書(15ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes) IVb ST 6に感染した21人の症例がオランダ(19人)及びベルギー(2人)から報告された。当該集団感染は全ゲノムシークエンス(WGS)解析を用いて確認された。
 患者は2017年から2019年8月の間に発病しており、3人が死亡、感染による流産が1件発生している。菌株の遺伝的近縁性及び症例の時間的な分布から、少なくとも欧州連合(EU)加盟2か国において長期にわたって継続的に共通の汚染源に由来する集団食中毒が発生していることが示唆される。
 オランダの製造会社Aによって2017年から2019年の間に生産された6種類の薄切り非加熱喫食調理済み(RTE)肉製品に由来する9検体が当該集団感染株に該当するリステリア菌株(対立遺伝子の違いが3以下)に汚染していたことが明らかになった。まだ正確な汚染箇所は特定されていないが、調査の結果は、汚染製品の唯一の共通の製造場所であるオランダの製造会社Aで汚染が起こった可能性を示唆する。同社は複数のEU加盟国及びEU外の国々へ製品を流通していた。
 集団感染株に該当するリステリア分離株が食品中から検出され、また別のリステリア菌株による環境の汚染が見つかった後、同社は2019年10月に製造を停止し、全てのRTE肉製品の撤去・回収を完了した。当該措置は同社の製品に関連する可能性のある新たな症例の発生リスクを低減する。
 妊娠中の女性、高齢者及び免疫機能が低下した者は、重篤な臨床経過や死亡する可能性がある侵襲性リステリア症のリスクがより高い。したがって、病院や介護施設の人々、また影響を受けやすい人々のRTE肉製品の摂取には特に注意を払うべきである。
 当該評価書は以下のURLから入手可能。
https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/PUBLIC_2019_ECDC-EFSA_ROA_UI-583_Listeria.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1745
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