食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05270290104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する続報を公表
資料日付 2019年11月26日
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分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は11月26日、ロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する続報を公表した(11月20日初報)。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、カリフォルニア州サリナスの栽培地帯で収穫されたロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症に関して調査を行っている。
2. 前回11月22日の更新以降、27人の追加患者が報告された。2019年11月25日現在、腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者計67人が19州(ウィスコンシン州、オハイオ州他)から報告されている。
3. 発症日は2019年9月24日から11月14日まで、患者の年齢は3歳から89歳で、年齢中央値は25歳、67%が女性である。情報の得られた50人のうち、腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した6人を含む39人が入院した。死亡者は報告されていない。
4. 疫学、検査及び遡及調査のエビデンスは、カリフォルニア州サリナスの栽培地帯に由来するロメインレタスが、本集団感染の原因である可能性が高いことを示している。
5. メリーランド州保健省は患者宅から収集した未開封のサラダパックからロメインレタス中に大腸菌O157を確認した。全ゲノムシークエンス解析(WGS)が完了し、当該大腸菌が集団感染の患者で見つかった大腸菌と遺伝的に近縁であることが示されている。
6. FDA及び州当局は、患者が喫食したロメインレタスの供給源を引き続き追跡している。予備情報は、患者らの一部がカリフォルニア州サリナスで栽培されたレタスを喫食したことを示している。共通の栽培者、供給業者、流通業者あるいはロメインレタスのブランドは特定されていない。
7. 当該集団感染は、2017年の葉物野菜及び2018年のロメインレタスに関連する集団感染の原因となった腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株と同じ株が原因となっている。
8. CDCは引き続き、カリフォルニア州サリナスで栽培されたロメインレタスを消費者が喫食、小売業者が販売しないよう勧告している。
 当該勧告は、カリフォルニア州サリナスで栽培された全ての種類のロメインレタスが対象であり、ロメインレタスの株全体、有機栽培のロメインレタス、中の柔らかい部分、サラダラップに入ったロメインレタス、カット済みロメインレタス、サラダミックス等(ベビーロメイン、スプリングミックス、シーザーサラダ等)が該当する。自主的に「屋内栽培」と表示している水耕栽培及び温室栽培のロメインレタスは、どの地域からのものも現在の集団感染とは関連がないようである。
 栽培地が不明である場合や、レタスがロメインレタスなのか、あるいはサラダミックス、サラダラップにロメインレタスが含まれているかどうか不明である場合は喫食せずに捨てること。
9. 汚染源の特定及び疾病と関連のある他の製品があるかどうかについて、調査を継続中である。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2019/o157h7-11-19/index.html
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