食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05140410450
タイトル 論文紹介:「2016年10月、英国の一つのレストラングループ全支店にわたって起きたノロウイルスの大規模集団食中毒の調査における課題」
資料日付 2019年5月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (2019;24(18):pii=1800511)に掲載された論文「2016年10月、英国の一つのレストラングループ全支店にわたって起きたノロウイルスの大規模集団食中毒の調査における課題 (Challenges of investigating a large food-borne norovirus outbreak across all branches of a restaurant group in the United Kingdom
, October 2016)、著者M Morgan (Health Protection
, Public Health Wales NHS Trust
, Cardiff
, 英国)ら」の概要は以下のとおり。
 2016年10月から11月の間、英国の一つのレストラングループの全23支店において、1
,000人を超える客やスタッフが食事後の胃腸炎を訴えた。当該集団感染は新しく始めたメニューと同時期に起きており、原因病原体としてノロウイルスが同定された。
 著者らは、4つの後ろ向きコホート調査(1つはレストランの全スタッフを対象とし、3つは4支店での顧客を対象とした)を実施した。関連する料理の共通の食材や調理法を同定するため、喫食された料理の検査、レシピの確認、調理者との面談及びレストランの調査が行われた。全国的に流通した食材のバッチが汚染源として疑われたが、分析調査では単一の食材に関連付けることはできなかった。もっとも疑わしい媒介物はEU外から輸入された新しいチポトレ唐辛子製品(訳注:チポトレとは熟した唐辛子を燻製にしたもの)であり、これは当該集団感染に関連する料理において加熱されず使用されていた。
 本集団感染は、レストランのサプライチェーンにおいて、一つの汚染食材が持ち込まれ、感染因子が急速に拡大する可能性の実例である。本件は、特に新規の食材や非加熱喫食調理済み食品に関して、適切なリスクアセスメントと適所の規制措置の重要性を強調する。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) -
情報源(報道) Eurosurveillance
URL https://eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.18.1800511
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