食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05110160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分チアクロプリドの農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表
資料日付 2019年3月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月14日、農薬有効成分チアクロプリド(thiacloprid)の農薬リスク評価のピアレビューの結論(2019年1月17日承認、32ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5595)を公表した。概要は以下のとおり。
 Bayer CropScience AGから農薬有効成分のチアクロプリドの更新申請が提出された。チアクロプリドは調和された分類及び表示で、発がん性分類2の発がん性が疑われる物質、及び生殖毒性分類1Bの毒性ありとされる物質である。チアクロプリドは欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009の付属書II 3.6.4(生殖毒性 1B)の不認可のカットオフ基準を満たしている。
 哺乳類に対する毒性評価の領域におけるチアクロプリド及びその関連代謝物に関する科学的なピアレビュー済みの公開された文献の検索に関してデータギャップが特定された。
 高分子の製剤助剤の特定に関する情報、表層水及び地下水における代謝物に関するモニタリング法、及び体液及び組織における代謝物に関するモニタリング法に関してデータギャップが特定された。
 哺乳類に対する毒性評価の領域ではin vitro種間代謝試験が信頼できないことが判明し、ヒト特有の代謝物の更なる試験及びリスク評価の必要性が最終化できなかったため、規則(EC) No 1107/2009の付属書II 3.6.4(生殖毒性 1B)に関する認可基準が満たされない。
 主作物の油糧種子作物、輪作作物及び畜産物における残留物移転の可能性に関する評価は最終化されなかったため、残留物の評価は暫定的である。代表的な用途に関する利用可能なデータでは、食品(輪作作物)及び飼料においてチアクロプリドの代謝物の濃度が0.01mg/kgを超過する可能性があると推定することができる。
 環境中での代謝及び動態に関する利用可能なデータでは、表層水が飲用水に取水される場合、表層水に含有されている可能性のあるチアクロプリド及びその特定された代謝物の残留物の性質への水処理工程の影響に関する情報にデータギャップが特定された。このギャップのため、全ての代表的な用途に関する飲用水の摂取に由来する消費者リスク評価が最終化されていない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5595
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