食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05100350105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食品・飼料用の遺伝子操作した(GE)植物、脂肪酸組成改変ダイズについての協議完了に関する公式文書(BNF No. 164への回答書)を発出
資料日付 2019年2月26日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は2月26日、食品・飼料用の遺伝子操作した(Genetically Engineered
, GE)植物(※訳注)、脂肪酸組成改変ダイズについてのバイオテクノロジー協議の完了に関する公式文書(BNF(Biotechnology Notification File) No. 164への回答書)を発出した。
 本公式文書は、FAD2KOダイズに関して、Calyxt社と、FDA(食品安全・応用栄養センター(CFSAN)及び動物用医薬品センター(CVM))との協議について述べるものである。Calyxt社が提供した情報によると、当該ダイズは、脂肪酸不飽和化酵素遺伝子FAD2-1A及びFAD2-1Bにおける変異の結果として、オレイン酸含有量が増加し、リノール酸含有量が低下している。
 Calyxt社は、自社が実施した安全性及び栄養評価に基づき、FAD2KOダイズ由来の食品は現在市場にある高オレイン酸ダイズ由来の食品と同程度に安全であると結論付けている。Calyxt社は、FAD2KOダイズ由来の油は他の高オレイン酸油に類似しており、「高オレイン酸ダイズ油」という名称はFAD2KOダイズ由来の油に対する適切な一般名称あるいは通常名称であると述べている。Calyxt社は、動物用フード(訳注:飼料及びペットフード)に使用されるFAD2KOダイズ由来の材料はミール(粉餌)(大豆ミール)がのみであると予測し、同社は、現在市場にある大豆ミールと比較し、FAD2KO大豆ミールは、成分、安全性及び他の関連因子に実質的な違いはない、と結論付けている。FAD2KOダイズの食品での使用及びFAD2KO大豆ミールの動物用フードでの使用は、FDAの市販前審査あるいは承認を必要とする問題を提起しない。
 FAD2KOダイズ由来の食品あるいは動物用フード食品を販売する前に、米国環境保護庁(EPA)及び米国農務省(USDA)からの許可を含む、全ての適切な許可を取得するのは、Calyxt社の責任である。
 Calyxt社がFDAに提出した情報に基づき、FAD2KOダイズ由来の食品成分あるいはFAD2KO大豆ミール由来の動物用フードに関して、現時点では更なる質問はない。
 BNF 000164への回答書である本公式文書は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/downloads/Food/IngredientsPackagingLabeling/GEPlants/Submissions/ucm632246.pdf
 BNF 000164の評価の概要である覚書は、以下のURLから入手可能。
・CFSANによる覚書(食品としての評価概要)
https://www.fda.gov/downloads/Food/IngredientsPackagingLabeling/GEPlants/Submissions/ucm631972.pdf
・CVMによる覚書(動物用フードとしての評価概要)
http://www.fda.gov/downloads/AnimalVeterinary/DevelopmentApprovalProcess/UCM632416.pdf
※訳注:当該GE植物は、ゲノム編集(genome editing)技術を利用して作出した作物である。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) -
URL https://www.accessdata.fda.gov/scripts/fdcc/?set=Biocon&id=FAD2KO
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