食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05090280104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、七面鳥生肉製品に関連した複数州における多剤耐性サルモネラ集団感染症に関する続報を公表
資料日付 2019年2月15日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は2月15日、七面鳥生肉製品に関連した複数州における多剤耐性サルモネラ集団感染症に関する続報を公表した。概要は以下のとおり。
1. CDC及び複数州の公衆衛生及び規制当局は、複数州における七面鳥生肉製品に関連した多剤耐性サルモネラ集団感染症に関して調査している。米国農務省の食品安全検査局(USDA-FSIS)が本集団感染症を監視している。
2. 2019年2月13日時点で、サルモネラ・リーディング(Salmonella Reading)の集団感染菌株に279人が感染したと41州及びコロンビア特別区から報告されている
3. 発症日は2017年11月20日から2019年1月29日まで、患者の年齢は1歳未満~101歳、年齢中央値43歳であった。患者の53%が女性であった。情報の得られた222人のうち、107人(48%)が入院した。1人の死亡がカリフォルニア州から報告されている。
4.全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、157分離株(79株が患者由来で、78株が食品、動物及び環境検体由来)において予想された薬剤耐性は確認されなかった。しかし患者由来の107分離株及び食品、動物及び環境検体由来の115検体には、アンピシリン、ストレプトマイシン、スルファメトキサゾール、テトラサイクリン、カナマイシン、ゲンタマイシン、ナリジクス酸、シプロフロキサシン及びホスホマイシンの全て、あるいは幾つかの抗菌性物質に対する耐性遺伝子を含むか、感受性が低下していた。集団感染菌株8検体については、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)の研究所による標準薬剤感受性試験法を用いた試験によって、これらの結果が裏付けられた(ホスホマイシン及びカナマイシンについてはこの方法での試験を行っていない)。当該集団感染症の多くは、治療に一般的に使用されている抗菌性物質に感受性があるため、この耐性は治療する患者の多くにおいて使用される抗菌性物質の選択に影響しない可能性が高い。
5.ミネソタ州の公衆衛生及び規制当局者は、Woody’s Pet Food Deli由来の七面鳥生肉ペットフード検体中にS. Readingの集団感染菌株を確認した。ミネソタ州の1人の患者は、Woody’s Pet Food Deliの七面鳥生肉ペットフードを定期的に食べていたペットがいる家に住んでいた。2019年1月28日、ミネソタ州のWoody’s Pet Food Deliは、七面鳥生肉ペットフードをリコールした。(これまでのリコール:七面鳥挽肉のペットフード1件、七面鳥生挽肉製品2件
6. カナダ公衆衛生庁(PHAC)は、カナダでの患者が、同じDNAフィンガープリントの S. Reading株に感染していることを確認した。
7. 当該集団感染全体を説明できる、七面鳥生肉製品あるいは生きた七面鳥の共通の単独の供給元は特定されていない。
8. S. Readingの集団感染菌株は、生きた七面鳥及び多種類の七面鳥生肉製品に存在しており、七面鳥生産業に広がっている可能性がある。CDC及びUSDA-FSISは、当該情報を七面鳥生産業界の代表者と共有し、サルモネラ汚染を減じるための行動を求めた。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/salmonella/reading-07-18/index.html
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