食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05070270104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ケーキミックス粉に関連した複数州におけるサルモネラ集団感染症に関する情報を最終更新
資料日付 2019年1月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は1月14日、ケーキミックス粉に関連した複数州におけるサルモネラ集団感染症に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. 本集団感染は終息したとみられる。一般論として、CDCは、自家製、ミックス製品に関わらず、未加熱の生地や衣を食べないよう勧告する。未加熱の生地には、病原微生物が存在する可能性がある。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州におけるサルモネラ・アグベニ(Salmonella Agbeni)集団感染症に関して調査を行った。
3. ConAgra Brands社(イリノイ州シカゴ)は11月5日、オレゴン州の保健当局がケーキミックス粉(Duncan Hines Classic White Cake Mix)の1製品からS. Agbeni株を確認した後に、4種類のDuncan Hinesケーキミックス粉をリコールした。
4. CDCはPulseNetデータベースを精査し、5州から報告された同株のS. Agbeniによる感染者7人を確認した。本集団感染の患者由来のサルモネラ属菌株について全ゲノムシークエンス解析(WGS)(DNAフィンガープリンティング法)を行ったところ、遺伝的に近縁であることが示された。これは、患者の感染源が共通である可能性が高いということを意味している。
5. 当該集団感染の患者がDuncan Hines社製造の汚染したケーキミックスに関連しているかどうかを判断するのに十分な疫学的及び遡及的情報は得られなかった。
6. 発症日は2018年6月13日から10月5日まで、患者は26歳から72歳、年齢中央値は33歳、71%が女性であった。入院、死亡の報告はなかった。
7. WGSでは、6分離株(患者由来の5株及び食品由来の1株)において予想された薬剤耐性は確認されなかった。1人からの分離株にはテトラサイクリンに対する耐性遺伝子が含まれていた。CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による薬剤感受性試験が実施中である。
8. 1月14日時点で、本集団感染は終息したとみられる。可能性のある原因を特定するのに十分な情報が得られる前に、集団感染が終わることがある。当局は各集団感染を徹底的に調査し、また集団感染を迅速に調査し解決するための新しい方法の開発に絶えず取り組んでいる。
地域 --未選択--
国・地方 --未選択--
情報源(公的機関) --未選択--
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/agbeni-11-18/index.html
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