食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05070120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分フェナミホスの農薬リスク評価のピアレビューを公表
資料日付 2019年1月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月21日、農薬有効成分フェナミホス(Fenamiphos)の農薬リスク評価のピアレビュー(2018年12月10日承認、26ページ、doi: 10.2903/j.efsa. 2019.5557)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州連合(EU)の報告担当加盟国のギリシャ及び共助報告担当加盟国のキプロスはAMVAC Netherlands社よりフェナミホスの認可更新申請書を受理した。
 本結論は、点滴灌漑(drip irrigation)による恒久的な温室(permanent greenhouses)の結実野菜(トマト、なす、きゅうり、こしょう及びズッキーニ)、観賞用草本類(herbaceous ornamentals)、及び苗木(多年生種及び草本種)への殺線虫剤としてのフェナミホスの代表的な使用の評価に基づいて出された。
 次のデータギャップが特定された。ギリシャにおけるモニタリング地域の地理気候条件を除く、全ての代表的な用途に関する代謝物M13及びM14の生物活性のスクリーニング。環境及び対象種以外の種に関する副作用を扱う、代謝物M12、M13及びM14に関する科学的なピアレビュー済みの公開された文献の検索。
 物理的又は化学的性質おいて、分析法に関する次のデータギャップが特定された。乾燥、高酸性及び高脂質な食品における残留物定義のモニタリング法、表層水におけるフェナミホスの残留物のモニタリング法の確認手法、大気中のモニタリング法及び作業者、労働者、居住者及び通行人のリスク評価の要件に準拠する定量限界(LOQ)での新手法のための追加検証データ、並びに体液と組織における代謝物M11、M13及びM12のモニタリングの分析法。
 ほ乳類種におけるフェナミホスの毒性学的側面は、主要な毒性学的エンドポイントとしてコリン作動性影響を持つ有機リン化合物の特徴を示している。次のデータギャップが特定された。ほ乳類の代謝物M01及びM02の遺伝毒性の可能性の排除、輪作作物の代謝物M09の遺伝毒性の排除、地下水代謝物M13及びM14の毒性学的特徴付け、及び潰瘍につながるin vitroの種間の肝臓の代謝が最終化されていない。
 残留物では、次のデータギャップが特定された。貯蔵の安定性、輪作作物に関する加工試験及びほ場試験。全体的な消費者リスクは暫定的であるが、急性消費者リスクが結実野菜類における代表的な使用に関して特定された。観賞用及び苗木は食品ではないが、それらへの使用は、後作物における残留物の吸収を考慮して消費者リスクが排除できない。更に毒性学的基準値が入手できないためM14及びM13に関する地下水を介した消費者摂取が最終化できなかった。
地域 --未選択--
国・地方 --未選択--
情報源(公的機関) --未選択--
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5557
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