食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060990314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ダイエタリーサプリメント中のコンドロイチン硫酸に関する最新の意見書を公表
資料日付 2018年12月7日
分類1 新食品等
分類2 健康食品
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は12月7日、ダイエタリーサプリメント中のコンドロイチン硫酸に関する最新の意見書を公表した(2018年12月7日付け意見書 No.040/2018、ドイツ語、17ページ)。概要は以下のとおり。
・コンドロイチン硫酸は、関節軟骨の天然成分である。コンドロイチン硫酸は、ダイエタリーサプリメントとして提供される多くの製品中に含まれており、その市場規模は大きい。ダイエタリーサプリメントは食品であり、通常の食事を補完するために摂取することを意図している。ドイツでは、関節疾患に使用する経口医薬品として認可されているコンドロイチン硫酸は存在しない。
 医薬品と異なり、ダイエタリーサプリメントは、原則として認可制ではなく、販売前の試験も行われない。ダイエタリーサプリメントに関しては、安全性及び健康に対して有害でないことが担保されなければならない。その責任は製造者や販売業者にある。成分表示には、好ましい薬理作用を強調してはならない。
・BfRは、2007年に、ダイエタリーサプリメントの成分としてのコンドロイチン硫酸の使用に関して、健康面から評価を行った。それ以降、新しい科学文献が数多く公表されたことを受け、BfRは最新の意見書を作成するに至った。
 BfRは、ダイエタリーサプリメントの成分としてのコンドロイチン硫酸のベースとなる摂取量を800~1,200mg/日と算出した。これは、ヒトでの入手可能な試験で得られた摂取量に基づくものであり、また、入手可能なデータは、望ましくない影響の発生に関する容量反応関係を導き出すには不十分であることを考慮した結果である。BfRは、薬理効果に関して明言すべきことはない旨や、ダイエタリーサプリメントを介した一日当たりの当該摂取量は推奨量ではないことを強調する。
・現時点で、コンドロイチン製剤が、調製方法、出発原料、成分組成、分子量分布又は硫酸化の割合により健康に与える影響がどの程度であるかは明確ではない。また、一部の製品から得られる結果が他のコンドロイチン製剤にそのまま当てはまるかについても明確ではない。
 他の欧州諸国で販売されているコンドロイチン硫酸を含む経口医薬品の場合、最新の処方に基づく摂取量は730~1,000mg/日(一部の重症患者においては1,200mg/日で4~6週間)である。このうち、2種類の製品に関しては、主な有害影響として、胃腸の不調(消化不良、腹痛、下痢、吐き気)、頭痛及びめまいが発生する場合が多い。
・BfRは、単離コンドロイチン硫酸を含むサプリメントは、妊婦又は授乳婦、小児及び青少年には推奨されないと助言する。また、抗血小板製剤を摂取している人たちは、摂取量が800~1,200mg/日の範囲である製品に関しては、摂取前に医師の助言を求めるべきである。魚のたん白質アレルギーを有する人たちに対しては、サメの組織または他の魚類の組織から分離されたコンドロイチン硫酸を含む製品はアレルギーリスクとなる場合がある。
 ダイエタリーサプリメントは疾患の治癒又は軽減を意図していない。BfRは、変形性関節症などの関節疾患を有する人たちに対しては、医師に相談するよう助言する。欧州食品安全機関(EFSA)が行った評価(2009年)によれば、現時点で、一般集団(変形性関節症などの関節疾患を有しない人たち)における、関節の通常機能維持に関するコンドロイチン/コンドロイチン硫酸の有効性に関する科学的エビデンスはない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) -
URL https://www.bfr.bund.de/cm/343/risikobewertung-von-chondroitinsulfat-in-nahrungsergaenzungsmitteln.pdf