食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060610470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、2016年リステリア症年間疫学報告書を公表
資料日付 2018年12月14日
分類1 生物
分類2 細菌
概要(記事)   欧州疾病予防管理センター(ECDC)は12月14日、2016年リステリア症年間疫学報告書を公表した(7ページ)。主な内容は以下のとおり。
1.2016年は、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の30か国からリステリア症確定症例2
,555例が報告された。
2.EU/EEA届出率は人口10万対0.47症例であった。
3.検出率が最も高かったのは、1歳未満の乳児及び64歳超の高齢者で、それぞれ、人口10万対1.3例及び1.6例であった。
4.EU/EEAにおけるリステリア症の届出率は増加の傾向にある。
 2016年は、リステリア症例の大半が64歳超で、特に男性が多かった。ほぼ全員(97.7%)が入院し、247人が死亡した。近年、リステリア症患者は75歳超の高齢者及び25~44歳の女性(恐らく妊娠関連)において確実に増加している。高齢者集団での増加は恐らく、既往症のある45歳超の人口比率が増加したことに関連している。一部の加盟国での非加熱喫食用調理済み食品(RTE食品)消費の増加及びリステリア症サーベイランスシステムの改善が、リステリア症増加傾向に寄与しているかもしれない。
 2016年には患者25人が発生した5件の集団リステリア症が欧州食品安全機関(EFSA)に報告された。食中毒の中で、リステリアによる集団食中毒は高い死亡率(8.0%)に関連しており、リステリアは集団食中毒での入院率(56%)が最も高い食中毒病原菌の一つになっている。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://ecdc.europa.eu/sites/portal/files/documents/AER_for_2016-listeriosis.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) -
URL https://ecdc.europa.eu/en/publications-data/listeriosis-annual-epidemiological-report-2016#no-link
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