食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060300149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分セダキサンの現行の残留基準値(MRLs)のレビューに関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2019年1月8日
分類1 化学物質
分類2 農薬
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月8日、農薬有効成分セダキサン(sedaxane)の現行の残留基準値(MRLs)のレビューに関する理由を付した意見書(2018年12月2日承認、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5544、42ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005の第12条の規定に従って、セダキサンの欧州レベルで設定されているMRLsをレビューした。作物、加工食品、輪作作物及び家畜におけるセダキサンの残留物を評価するために、EFSAは委員会規則(EU) No 188/2011の枠組みで導出された結論、コーデックス委員会(Codex)の設定したMRLs、並びに欧州連合(EU)の加盟国により提供された欧州許可書(残留物のサポートデータ)を検討した。入手可能なデータに基づきMRLの提案が導出され、消費者リスク評価が実施された。
 本レビューの枠組みで報告されている認可された用途に起因する慢性及び急性ばく露量がEFSAの残留農薬摂取量算出モデル2版(PRIMo)を使用して実施された。最大の慢性ばく露量は許容一日摂取量(ADI)の0.2%を占め(英国の幼児)、最大の急性ばく露量は急性参照用量(ARfD)の0.2%であった(スイートコーン)。これらの算出値は、本レビューで評価された用途では摂取者ばく露量が毒性学的基準値を下回り、摂取者の健康リスクを及ぼすことは考えにくいことを示唆している。
 EFSAは作物の代謝のセダキサンの異性体比率への影響を検討していないため、原則としてこの件に係る更なる調査が必要であると強調している。消費者リスク評価における異性体比率の検討に係るガイダンスがまだ入手できないため、それが入手できた際にこの件を再検討することが必要である。EFSAはばく露量の算出における大きな安全マージンを考慮して、最終残留物における異性体比率の変化が本レビューの枠組みで報告されている認可された用途に関して懸念事項になるとは考えられないと述べている。セダキサンの将来の用途が今回より大きなばく露量になる場合は、作物及び(又は)畜産物の代謝の異性体比率への影響に関する更なる情報が必要になるであろう。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5544
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