食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060260149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分プロパニルの農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表
資料日付 2018年12月20日
分類1 化学物質
分類2 農薬
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月20日、有効成分プロパニル(propanil)の農薬リスク評価のピアレビューの結論(2018年9月6日承認、27ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5418)を公表した。概要は以下のとおり。
 United Phosphorus社がプロパニルの残留基準値(MRLs)の申請書を提出した。
 本報告書の結論は、申請者により提案された米における除草剤としてのプロパニルの代表的な使用の評価に基づいている。
 欧州連合(EU)レベルで提案された代表的な用途に従ったプロパニルの使用は対象となる雑草に対して有効である。
 残留物の項における代謝物3
,4-ジクロロアニリン(3
,4‐dichloroaniline: (3
,4‐DCA))を含む科学的なピアレビュー済みの公開された文献の検索及び、生態毒性の項で実施された文献レビューに関する情報に対してデータギャップが特定された。
 特定、物理化学的特性及び分析法の領域において、植物保護製剤の自己発熱(self-heating)に関するデータ、モニタリング法のための追加のバリデーションデータ(作物由来の食品/飼料中の残留物定義が決定されていない)、動物由来の食品に関するモニタリング法、リスク評価のための摂食毒性試験及び土壌におけるデータ作成のバリデーションに対してデータギャップが特定された。
 ほ乳類毒性及び非摂食由来ばく露の領域では、有効性の評価、トキシコキネティックパラメーターの特性決定を含む全ての摂食毒性試験において使用された分析法に関する情報、及び、最終化できなかった課題に繋がるラットにおけるライディッヒ細胞腫(Leydig cell tumours)に関する内分泌物の作用機序を更に調査するためのデータにデータギャップが特定された。入手可能なデータは、データギャップに繋がり、残留物の領域で最終化できなかった摂食由来代謝物(dietary metabolite)の3
,4‐DCAの毒性学的側面に関して結論付けるには十分でなかった。
 残留物の領域では、リスク評価のための残留物定義を網羅する米における十分な件数の残留物試験に関してデータギャップがあった。モニタリングのための残留物定義がリスク評価のそれと異なる場合には、米における残留物試験が追加で必要になる。入手できる情報では米に対するMRLの提案をするのに十分ではない。残留物定義により網羅される化合物に関する貯蔵中の安定性に関するデータが必要である。更に、加工食品及び輪作作物における残留物の性質に関するデータが欠けている。ヒトの消費向けの花粉及びハチ類の食品に関するデータが提供される必要がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5418
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