食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、栄養目的に食品サプリメントに添加されるマグネシウムの供給源としてのクエン酸リンゴ酸マグネシウムに関する科学意見書を公表 
資料日付 2018年12月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月6日、栄養目的に食品サプリメントに添加されるマグネシウムの供給源としてのクエン酸リンゴ酸マグネシウムに関する科学的意見書(2018年10月24日採択、13ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5484)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からEFSAに対する要請に従って、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル(旧栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル)」(NDAパネル)は栄養供給源のクエン酸リンゴ酸マグネシウム(MgCM)に関する科学的意見を提供するよう要請された。提案された栄養源は欧州議会及び理事会規則(EC)258/97の第5条の規定に従って、既に新食品として認可されたEUリストに収載されている。今回の科学的意見書は栄養目的に食品サプリメントに添加された際の提案された栄養源MgCMから得られる栄養成分マグネシウムの生物学的利用能の評価を扱う。
 本評価は申請を裏付ける文書において提供されたMgCMに関するデータ、更にNDAパネルの要請により申請者の提出した物質の特定、製品の安定性及び提案された使用量に関するデータに基づいている。一般集団におけるマグネシウムの食事摂取量に関するデータは、マグネシウムの食事摂取基準値に関するNDAパネルの科学的意見書から外挿された。
 MgCMはマグネシムカチオン、クエン酸及びリンゴ酸アニオンの混合塩であり、12%から15%のマグネシウムを含有している。NDAパネルは提出されたデータでは申請者から提案された製品の全ての成分のモル比を確認することができないと考える。製造工程に従えば製品の規格書に適合したMgCMのバッチになること、及び製品は貯蔵期間を通して安定していることを提出データは証明している。
 MgCMは最大300mgから540mg/日のマグネシウムを供給することを意図した食品サプリメント中に使用されることが提案されている。NDAパネルは、提案されたMgCMの最大使用量は栄養サプリメント、水、又は食品及び飲料への添加における現行の耐容上限摂取量(UL)の250mg/日を超過することに注目した。
 提出された情報はMgCMから得られるマグネシウムが生物学的利用可能(bioavailable)であることを証明している。しかしながら、それ自体又は他のマグネシウム供給源と比較しての生物学的利用能の程度は、提出された試験における対照(comparator)としての適切なマグネシウム供給源の欠如、又はマグネシウムの関連性のある体内動態データ(kinetic data)の欠如のため設定できない。
 文書で提供された一つの文献は、MgCMの補給はカルシウムの吸収を減少させることを報告した。異なるマグネシウム塩を使用してカルシウム吸収を調査した、文献で入手可能な他の複数の研究では、矛盾した結果が出た。したがって、NDAパネルはこの結果から結論は出せないと考える。
 MgCMはマグネシウムの生物学的利用可能な供給源であるが、その生物学的利用能の程度は設定できないとNDAは結論付けた。NDAは、MgCMの提案された最大使用量が、現行の栄養サプリメント、水、又は食品及び飲料への添加におけるマグネシウムのULを超過することに注目している。
地域 --未選択--
国・地方 --未選択--
情報源(公的機関) --未選択--
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5484
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