食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060030164
タイトル オランダ国立公衆衛生研究所(RIVM)、パーフルオロオクタン酸(PFOA)の健康影響に基づく指標値に関する考察を公表
資料日付 2018年12月13日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生研究所(RIVM)は12月13日、パーフルオロオクタン酸(PFOA)の健康影響に基づく指標値に関する考察を公表した。
 欧州食品安全機関 (EFSA)はパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びパーフルオロオクタン酸(PFOA)の健康影響に基づく暫定的指標値を発表した。EFSAが提案したPFOAの健康影響に基づく暫定的指標値はRIVMが2016年に導出した値より15倍厳しい値である。RIVMはEFSAの値の科学的根拠に疑問を呈し、結論が暫定的であることを考慮し、現段階では以前の勧告を変更しない。EFSAは2019年に他のパーフルオロ化合物についてのばく露に関するリスク評価を実施する予定であり、その時点でEFSAはPFOAに関する勧告の暫定的結論を再検討する予定である。RIVMは可能な場合EFSAと協力する。
 健康影響に基づく指標値に関するRIVMの疑問は、主に疫学調査のデータ解釈及び分析に関連している。RIVMは、EFSAが勧告のための基にしている科学論文には指標値を導出するために十分なデータが含まれていないと考える。更に、PFOA(又は他のパーフルオロ化合物)のばく露は疫学調査で確認された変化を引き起こすのか、またどの程度引き起こすのか明らかでない。RIVMは指標値を導出する分析方法について疑問を呈する。
 疫学調査の知見は物質への応答に関する健康影響の研究に非常に有用である。そのため、健康影響に基づく指標値を導出するためにこの種の研究を実施することは推奨される。疫学調査から健康影響に基づく指標値を導出するという概念は新しく、その実施方法についての議論はいまだ継続中である。
 RIVMは一般的にはEFSAが設定した健康影響に基づく指標値に従う。RIVMがEFSAと異なる意見を持つことはかなり例外的である。EFSAは他のパーフルオロ化合物に関する意見を現在まとめており、PFOAの健康影響に基づく暫定的指標値を再検討する予定である。RIVMはこれらの進捗に注目している。
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) -
URL https://www.rivm.nl/en/news/discussion-regarding-health-based-guidance-value-of-pfoa
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