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資料管理ID syu05050670470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、2017年欧州における薬剤耐性調査報告書(調査期間2014~2017年)を公表
資料日付 2018年11月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11月15日、2017年欧州における薬剤耐性調査報告書(調査期間2014~2017年)を公表した(108ページ)。
 本報告書の結果は、欧州連合(EU)及び欧州経済領域(EEA)の30か国からの(2017年に関して)2018年に欧州薬剤耐性サーベイランスネットワーク(EARS-Net)に報告された侵襲性分離株での薬剤耐性データ、及び2014~2017年の間の参加国からの報告データの傾向分析に基づく。
 欧州での薬剤耐性の状況は、細菌種、抗菌性物質系統及び地理的地域によって幅広い多様性が示された。細菌種と抗菌性物質系統の一部の組合せでは、北から南、西から東へ向かって増加する傾向が明らかにみられた。
 大腸菌(Escherichia coli)及び肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)は一部の抗菌性物質系統との組合せで耐性が頻繁に起きており、基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌がよく出現している。耐性率は概ね大腸菌より肺炎桿菌の方が高い。大腸菌については、第三世代セファロスポリン耐性についてのEU/EEA人口加重平均率は小さいが有意な増加の傾向がみられ、14.2%(2014)から14.9%(2017)に増加しており、4年間継続して報告している検査機関に限定すると有意な傾向が見られた。対照的に、肺炎桿菌でのEU/EEA人口加重平均耐性率については、4年間継続して報告している検査機関のデータに分析を限定したところ、特に有意な傾向はなかった。
 大腸菌でのカルバペネム耐性は依然として稀少である一方、肺炎桿菌ではカルバペネム耐性率が10%を超えている国があった。カルバペネム耐性は緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)及びアシネトバクター属ではよく見られ、肺炎桿菌に比べて高い割合であった。4つ全てのグラム陰性菌について、カルバペネム耐性率が最も高い国々では他の抗菌性物質系統にも耐性が最も高く報告がされていた。
 肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)では、2014~2017年の間に耐性の状況に変化はなかったが、国内では大きなばらつきがみられた。マクロライドへの非感受性は多くの国でペニシリン非感受性を上回っていた。
 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)は、前年まで見られたメチシリン耐性であるMRSA分離株の割合の減少が2017年も続いていた。EU/EEA人口加重平均MRSA出現率は2014年の19.6%から2017年の16.9%と有意に減少しており、同様の減少傾向は4分の1の国で報告されていた。にもかかわらず、EU/EEAではMRSAは依然として重要な病原菌である。多くの国でMRSAの割合は依然として高く、その他の抗菌性物質系統との複合耐性は一般的となっていた。
 腸球菌では、Enterococcus faeciumのバンコマイシン耐性の増加傾向が懸念される。EU/EEAの人口加重平均率は2014年10.4%から2017年14.9%へと有意に増加しており、これに呼応した増加傾向が約3分の1の国々でみられた。
 当該調査報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/portal/files/documents/AMR-surveillance-EARS-Net-2017.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://ecdc.europa.eu/en/publications-data/surveillance-antimicrobial-resistance-europe-2017

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