食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05050030149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料及び食品中のダイオキシン類及びダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル類(PCBs)の動物の衛生及びヒトの健康へのリスクに関する科学的意見書を公表
資料日付 2018年11月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月20日、飼料及び食品中のダイオキシン類及びダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル類(PCBs)の動物の衛生及びヒトの健康へのリスクに関する科学的意見書(2018年6月14日採択、331ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5333)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会は飼料及び食品中のポリ塩化ジベンゾダイオキシン類、ポリ塩化ジベンゾフラン類(PCDD/Fs)及びダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル類(DL-PCBs)に関連する動物衛生及びヒトの健康リスクに関する科学的意見書を要請した。
 動物試験及び疫学研究データがレビューされ、ヒトで見られた影響に基づいてヒトのリスク評価を行い、裏付けるエビデンスとして動物のデータを使用することが決定された。
 胎児期及び出生後のばく露に続き重大な影響が精液の質に見られた。重大な試験はPCDD/F-毒性等量(TEQs)に基づき、9歳児から採取した血液中で無毒性量(NOAEL)7.0pg WHO2005 TEQ/g 脂肪を示した。DL-PCB-TEQを含めた場合、関連性は見られなかった。
 トキシコキネティックモデルを使用し、授乳からのばく露量及び小児期における2倍の摂取量を考慮して、若者及び成人における一日ばく露量は0.25pg TEQ/kg 体重/日であると推定された。
 EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は耐容週間摂取量(TWI)を2pg TEQ/kg 体重/週に設定した。
 欧州各国の存在量及び摂取データでは、若者、成人、高齢者及び更に高齢な者(75歳以上)による総毒性等量(total TEQ)の平均及び摂取量の多い95パーセンタイルの摂取量は各々2.1から10.5 pg TEQ/kg 体重/週、及び5.3から30.4 pg TEQ/kg 体重/週であり、TWIをかなり超過した。幼児及び他の小児は年長集団よりも高いばく露量を示した。しかしこれはTWIを導出する場合に考慮されている。PCDD/F-TEQのみへのばく露量は総TEQへのばく露量よりも平均及び95パーセンタイルで各々2.4分の1及び2.7分の1であった。
 PCDD/Fs及びDL-PCBsは牛乳及び卵に移行し、脂肪組織及び肝臓に蓄積する。移行率及び生物濃縮係数が様々な種に対して特定された。
 CONTAMパネルは、ミンク、鶏及びいくつかの魚種に対する無毒性量(NOAEL)を除き、殆どの家畜及び伴侶動物における基準値を特定することができなかった。これらの種の飼料からの推定ばく露量はリスクを示さない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5333
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