食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05010330305
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分エトプロホスの農薬リスク評価に関するピアレビューの結論を公表
資料日付 2018(平成30)年10月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月3日、農薬有効成分エトプロホス(ethoprophos)の農薬リスク評価に関するピアレビューの結論(2018年5月17日承認、26ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5290)を公表した。概要は以下のとおり。
 AMVAC Netherlands 社は農薬有効成分エトプロホスの認可更新申請書を提出した。
 この報告書の結論は、申請者により提案されたじゃがいもへの殺線虫剤及び殺虫剤としてのエトプロホスの代表的な用途の評価に基づいている。
 欧州連合(EU)レベルで提案されている代表的な用途に従ったエトプロホスの使用は、対象生物に対する殺線虫剤及び土壌の殺虫剤として十分に有効である。
 エトプロホス及びその代謝物(EPPA)に関する、ピアレビューが行われ公開されている科学的な文献の検索に対するデータギャップが特定された(ほ乳類毒性及び残留物の領域)。
 特定、物理的及び化学的特性、及び分析手法で、次のデータギャップが特定された。製造されたエトプロホスの酸化作用の決定、過去に実施された毒性学試験、特に反復投与食事試験における分析手法に対する記述及びバリデーションのデータ、植物由来の食品及び飼料における残留物の決定のための分析手法で使用された抽出手続きの効率の検証、提出されている空気中でのモニタリング手法に対する追加のバリデーションデータ、農薬施用者、農場作業者、居住者及び通行人に対する義務要件を遵守した定量限界(LOQ)を使用した新たな手法、体液及び組織におけるEPPAの分析のための分析手法。
 ほ乳類毒性の領域では次のデータギャップが特定された。直近の試験で使用されたバッチの不純物の概要、反復投与食事試験での分析手法の特定、種間のin vitro比較代謝試験、反復投与後のアセチルコリンエステラーゼ分析、ウサギでの信頼できる発生毒性試験、甲状腺のC細胞腫瘍及び褐色細胞腫に対するエストロゲン、アンドロゲン、甲状腺、ステロイド(EATS)以外の治療手段に対する内分泌の媒介する影響の明確化、前回のレビューの後から今日までに実施された製造工場職員のモニタリングに関する作業報告書の提出、及びヒトのリスク評価に関連する入手可能な公開されたデータの更なる分析。
 残留物の領域では次のデータギャップが特定された。リスク評価の残留物定義に含まれる全ての化合物に対して分析を行い、全ての化合物に対する容認可能な貯蔵安定性データに裏打ちされたじゃがいも及び輪作作物の実地試験への代表的な使用量に準拠した十分な残留物試験、植物に対するリスク評価の残留物定義に含まれる全ての化合物の残留物の性質を扱う加水分解試験。また、低温殺菌、パン焼き/煮沸及び消毒のシミュレーションも必要である。特定されたデータギャップに関連して、家畜ばく露の完全な評価を結論付けることができない。最後に、開花中の作物からミツバチが採集する残留物から生じるヒトの消費向けの花粉及びハチミツ製品における残留物の決定に対するデータギャップが特定されている。花粉及びハチミツにおいてエトプロホスの残留物は無関係であると結論付けるための引用文献データの詳細な評価も必要である。最も留意すべきことは、エトプロホスに対して健康影響に基づく基準値の合意がないため、消費者食事リスク評価を結論付けられず、重大な懸念領域として特定されたことである。
 環境中での分解及び動態に関連して、次のデータギャップが特定された。土壌中の分解試験の経路及び速度、地表水あるいは地下水が飲用にくみ上げられた時に、地表水及び地下水に存在する可能性のある残留物の性質に対して水処理工程の影響に対応するための予想環境濃度地下水(PEC GW:Predicted environmental concentration ground water)の算出及び情報。入手可能な浸漏計試験及びモニタリングデータは、脆弱な条件ではパラメトリックな飲用水の残留基準値0.1 μg/Lを時々超える可能性があることを示唆している。データギャップの観点から、地下水ばく露評価を最終化することができない。
 生態毒性の分野で、鳥類、水生脊椎動物及び無脊椎動物、ハチ類及び他の対象外の節足動物に対するリスク評価、及びミミズ及び他の土壌マクロ生物に対するリスク評価に関連してデータギャップが特定された。エトロプロホスの内分泌かく乱特性は排除できなかった。鳥類への高い急性リスク、ハチ類及び対象外の節足動物への高リスク及びミミズ以外の土壌マクロ生物への高リスクが結論付けられ、数種の対象外生物に対する重大な懸念領域が強調された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5290