食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05000930328
タイトル  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、ノルウェーから英国に持ち込まれる慢性消耗性疾患(CWD)リスクとは何かに関する定性リスク評価書を公表
資料日付 2018年8月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は8月13日、ノルウェーから英国に持ち込まれる慢性消耗性疾患(CWD)リスクとは何かに関する定性リスク評価書を公表した(2018年6月、25ページ)。結論の概要は以下のとおり。
 ノルウェーから英国への生体動物の輸入、ヒトの移動(旅行者、狩猟者、英国軍人など)、及び飼料又は尿を使ったルアーの輸入を介した伝達性海綿状脳症(TSE)の侵入リスクの推定には大きな不確実性が伴う。
 こうした不確実性はあるものの、TSEが英国(グレート・ブリテン)に持ち込まれて英国のシカに感染する可能性は以下のように考えられる。
・シカ狩猟者、他の旅行者、英国軍人などの移動による場合は「無視できる程度よりは大きい」
・生体動物による場合は「低い」
・動物由来製品又は輸入(非反すう動物)飼料による場合は「非常に低い」 
 ノルウェーに由来するシカの尿の天然ルアーによるリスクは米国産のこれらの製品と比べて低いが、このような製品が相当量使用された場合、英国の集団における感染に繋がるリスクは「非常に低い」と考えらえる(特定のシカ種では感受性が低い可能性がある。また、英国(GB)のハンター及び狩猟ガイドによる使用は限定的である)。しかし、輸入量及び使用量に関する不確実性は高い。
 牛海綿状脳症(BSE)検査及びめん羊や山羊のスクレイピー検査は行われているが、家畜がCWD感染するとどのような兆候が現れるのか(組織分布)、また、パッシブサーベイランスでの通常の検査で検出されるものなのかは不明である。よって、適切な予防措置を取ることにより、あらゆる動物種におけるTSEばく露リスクを最小化することが引き続き重要である。
 DEFRAによる評価書「定性リスク評価:シカ科動物のTSEがノルウェーから英国(GB)に持ち込まれるリスクとは?」は以下のURLから入手可能。
https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/733407/DEFRA_QRA_TSE_in_cervids_June2018_v1.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
情報源(報道) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
URL https://www.gov.uk/government/publications/chronic-wasting-disease-risk-assessments
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