食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05000750343
タイトル  フランス衛生監視研究所(InVS)、フランスにおける2002~2016年のE型肝炎の監視に関する報告書を公表
資料日付 2018年9月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は9月11日、フランスにおける2002~2016年のE型肝炎の監視に関する報告書を公表した。
1.序論
 2002年以降E型肝炎の監視は、経腸管感染肝炎(E型、A型)ウイルス国家リファレンス研究所(NRC)が実施している。近年科学の著しい発展のおかげで、先進国のE型肝炎ウイルスへの感染に関する情報が進歩した。本報告書では、フランス本土の2002~2016年のE型肝炎ウイルスへの感染に関する情報源及び疫学調査結果について記載した。
2.手法
 データはNRC(診断検査受診者数、フランス本土内外の患者数(IgM/PCR陽性)、各ゲノムタイプ数)、2件の私立中央研究所(診断検査依頼数、陽性(IgM/PCR)患者数)、国民健康データシステムのE型肝炎ウイルス血清消費データ(診断検査費返金件数)、情報システムの医療体制普及プログラムのデータ(E型肝炎入院患者数及び入院日数)、集団感染調査から収集した。
3.結果
 2002~2016年にかけてE型肝炎の診断のために検体が送られた人数は指数関数的に増加した(209人 vs 76
,000人)。E型肝炎と診断された患者数も増加し、とりわけフランス本土で発症した患者数が増加した(9人 vs 2
,292人)。2007年以降、フランス本土発症患者の90%以上は遺伝子型3であった。またE型肝炎の入院患者数も増加し(57人 vs 653人)、南部で最も年間の入院患者数が多かった。集団感染の場合、疑われた感染原因は豚の生の肝臓で作られたソーセージの摂取が最も多かった。
4.結論
 2010年以降、高性能の分子的及び血清学的診断検査が可能になりE型肝炎の情報が進歩したことから、検査受診者数が顕著に増加し、フランス本土で発生した患者数も増加した。フランスではE型肝炎ウイルスの主な保有体は豚肉で、主に生の肝臓食品などの食品を介した感染源である。予防のためには、これらの食品を中心部まで加熱調理する必要性を消費者に伝えることが必要である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://invs.santepubliquefrance.fr/beh/2018/28/pdf/2018_28_1.pdf
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