食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05000480149
タイトル  欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分のフルキンコナゾールの現行の残留基準値のレビューに関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2018年9月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月12日、農薬有効成分のフルキンコナゾール(fluquinconazole)の現行の残留基準値(MRLs)のレビューに関する理由を付した意見書(2018年8月17日承認、16ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5409)を公表した。概要は以下のとおり。 
 フルキンコナゾールは2012年1月1日、委員会施行規則(EU) No 806/2011により認可された。フルキンコナゾールは規則(EC) No 396/2005が2008年9月2日に発効した後に認可されたため、EFSAは同規則の第12条(1)の規定に基づきそのMRLsのレビューに関する理由を付した意見書を提供しなければならない。
 フルキンコナゾールの使用又は輸入トレランスは欧州では認可されておらず、コーデックスの残留基準値(CXLs)も入手できないため、フルキンコナゾールの残留物はいかなる植物由来又は動物由来の食品にも発生しないと考えられる。そのためリスク評価は原則として不要である。
 しかしながら、リスク管理機関が最も適切な規制措置をとれるようにするため(違法使用の可能性に対して)、EFSAは特に植物及び家畜における残留物の分析手法及び性質に留意して入手可能なデータを評価した。
 主要作物及び輪作作物における入手可能な代謝試験の結果によると、親化合物がフルキンコナゾールの違法使用に対する規制のための最適のマーカーであると考えられる。複雑な食品(例:茶、ハーブ抽出物、ココア、ホップ及びコショウ)を除いて、この化合物は全ての動物及び植物由来の食品において定量限界(LOQ)0.01mg/kgで規制することが可能であると考えられる。除外された植物由来食品では、十分に確証された分析手法がないため、LOQ 0.05mg/kgを暫定的に提案する。
 ジクロロフェニル(dichlorophenyl)を標識したフルキンコナゾールで実施した代謝試験では、脂肪及び乳に含有されている残留物のほとんどが親化合物によって代表されたため、この残留物は脂溶性であると考えられる。
 違法使用に対する規制はリスク管理機関の所掌であるため、EFSAは規則(EC) No 396/2005の規定のとおりデフォルトのMRL 0.01mg/kgを適用するのか、又は、植物及び動物由来の食品に対して特定のLOQを設定するのかについて推奨する立場にない。しかしながら、フルキンコナゾールに対して、複雑な食品ではLOQを0.05mg/kgとし、その他全ての植物由来の食品及び動物由来の食品ではLOQを0.01mg/kgとすることは欧州の消費者に十分な保護を提供するであろう。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5409
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