食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04981300149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Symbiosal(登録商標)の健康強調表示の評価に係るEFSAの「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)による科学的意見書を公表
資料日付 2018年7月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月25日、Symbiosal(登録商標)の健康強調表示の評価に係るEFSAの「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)による科学的意見書(2018年6月27日採択、13ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5364)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAのNDAパネルは申請に基づき、Symbiosalの血圧降下及び高血圧症のリスク軽減の健康強調表示の科学的立証に係る科学的意見書を提出するよう要請された。
 申請者によると、強調表示の効果を得るには食卓塩(塩化ナトリウム、NaCl)をSymbiosalに代替しなければならない。Symbiosalは、特許取得済みの製造工程で海塩(97%)にキトサン(3%)を混合することによって生産される。NDAパネルは、強調表示の対象である食品Symbiosal、及びSymbiosalが代替すべき食品食卓塩は十分特徴付けられていると考える。
 申請者の提案による強調表示は、「従来の食卓塩の代わりに使用することにより、血圧の上昇を抑える。血圧の上昇は高血圧症のリスク因子である」。NDAパネルは、血圧を下げることは有益な生理学的効果であると考える。血圧の上昇は高血圧症のリスク因子である。
 NDAパネルは、エビデンスの重み付けで、方法論的限界のある1件のヒトの試験で、自己選択の食事で1日3 gのSymbiosalを8週間摂取した場合のSymbiosalの血圧への効果を食卓塩と比較して示していることを考慮に入れた。NDAパネルは、Symbiosalグループと食卓塩グループとの収縮期血圧(SBP; systolic blood pressure)の変化における平均差が約10 mmHgであることに注目している。また、NDAパネルはこれらの結果が再現されたヒトの試験は他に提供されていないこと、及び動物試験はヒトの試験を支持していないことを考慮に入れた。更に、食卓塩と比較したヒトのin vivo試験で、Symbiosalが経口摂取後血圧低下を誘発するメカニズムを示唆するエビデンスが提出されなかった。この意味において、NDAパネルはヒトの介入試験において報告された効果の生物学的妥当性の低さに注目する。
 提供されたデータに基づき、NDAパネルはSymbiosalの摂取と血圧の低下との間の因果関係は証明されていないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5364
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。