食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04980210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物として使用される場合のローズマリー抽出物(E 392)の厳正なばく露評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2018年8月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月2日、食品添加物として使用される場合のローズマリー抽出物(E 392)の厳正なばく露評価に関するEFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)による科学的意見書(2018年6月28日採択、25ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5373)を公表した。概要は以下のとおり。
 ANSパネルは欧州委員会の要請により、食品添加物として使用される場合のE 392の厳正なばく露評価を実施した。新たな関連書類は提供されなかったため、データ募集により入手した濃度に関するデータに基づき本評価を実施した。
 食品添加物としての使用によるE392への食品由来ばく露は、使用量に基づき算出された。もし実際の慣行が変わるならば、この厳正な評価は代表的ではなくなるため、更新されるべきである。
 E392は33の食品カテゴリーで認可されているが、これらの食品カテゴリーのいずれも消費者がブランド・ロイヤル(brand loyal)である可能性はないと特定された。したがって、E392の安全性評価に最も当てはまるばく露シナリオとして厳正な非ブランド・ロイヤルシナリオを選択した。
 ばく露評価に含まれるミンテルの世界新商品データベース(the Mintel’s Global New Products Database(GNPD))の食品のサブカテゴリーは、E392のラベルの付いた食品の約83%に相当した。全ばく露シナリオでは、食品の100%にE392が含有されていると仮定したが、GNPDの情報では添加物は食品のわずかなパーセンテージにおいてしか使用されなかった。
 食品産業から提供されたデータに基づき、ANSパネルはE392のばく露評価を厳正化することができた。厳正ばく露評価の平均の最大値(非ブランド・ロイヤルシナリオ)は、小児(3歳から9歳)の0.09 mg/kg 体重/日であった。また、ばく露の95パーセンタイルの最大値は、小児の0.20 mg/kg 体重/日であった。不確実性を考慮してANSは、これらのばく露推定量は、食品添加物としての使用によるE392への実際のばく露量を過大に見積もっている可能性が非常に高いと結論付けた。
 安全マージン(MOS)の範囲は、AFCパネルにより特定された(2008年EFSAのAFCパネル)無毒性量(NOAEL)20-60 mgカルノソール(carnosol) + カルノシン酸(carnosic acid/kg 体重/日の最低量を、各集団における95パーセンタイルのばく露量の最大量で除したものと、NOAELの範囲の最大量を95パーセンタイルのばく露量の最低量で除したものとでANSパネルにより算出された。この手法によれば、MOSの範囲は小児100-2
,000、成人200-3
,000であった。新たなMOS推定値は、2015年に最大許容値(MPL)のシナリオを使った推定値よりも高い。
 通常の食事からのカルノシン酸及びカルノソールの摂取は、幼児で最大1.66 mg/kg 体重/日(95パーセンタイル)であった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5373
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