食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04970060334 |
タイトル | アイルランド食品安全庁(FSAI)は、食品飲料産業向けの炭酸ガスが不足状態にある旨の情報提供 |
資料日付 | 2018年6月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | アイルランド食品安全庁(FSAI)は6月21日、食品飲料産業向けの炭酸ガスが不足状態にある旨の情報提供を行った。概要は以下のとおり。 現在、欧州全体で炭酸ガスが不足しており、アイルランドの食品飲料産業も影響を受ける可能性が高い。 食品事業者が炭酸ガスの入手に努力する中で浮上する食品安全上の問題に目を向けてみたい。 ・炭酸ガス(CO2)は、食品飲料業界では、種々の食品用途を伴い広範に使用されているガスの一つである。炭酸ガスは、ビール及び清涼飲料に泡を加えることを意図して使われる。また、飲料ディスペンサー(訳注:飲料が入ったボトルをセットし、随時好みの量で出せる装置)や、食品の保存期間を延長する調整気相包装(modified atmosphere packed:MAP)にも使用される。 炭酸ガスは、食品の汚染源となり得る。従って、食品中に使用される又は食品と接触する炭酸ガスは、各用途(食品グレード)に適合しなければならない。欧州工業ガス協会(EIGA)は、食品使用に適した炭酸ガスに関する規格及び検査について記載した有用な資料を刊行してる。 包装としての炭酸ガスの使用は、食品添加物に関する欧州委員会(EC)規則(EC)1333/2008)によって規制されている。 炭酸ガス(E290)を含む全ての食品添加物は、その使用に際し、EC規則(EU)No.231/2012が定める特定の純度基準/規格を遵守しなければならない。 ・現在の炭酸ガス不足にあっても、食品事業者は、等級の低い炭酸ガスを食品グレード用炭酸ガスの代用として得ようとすべきではない。食品グレード用炭酸ガスは、最低限として、純度基準を満たしている。包装における炭酸ガスは食品に直接添加されないが、貯蔵中に食品中の水に溶解し、何らかの汚染物質が食品に混入する場合がある。 MAPに使用される炭酸ガスは、保存可能期間の延長を意図している。通常、炭酸ガス単体又は高濃度炭酸ガス成分混合ガスは、低脂肪で水分含有量の多い食品の保存可能期間延長を意図して使われる。一方、窒素など他のガスは、高脂肪で水分含有量の少ない食品における包装ガスとして使われる。 食品事業者は、MAPに使用する炭酸ガスを、安易に他の不活性ガス(窒素など)に置き換えてはならない。その前に、その食品に適用される保存可能期間の安全性が確保できるかを検証すべきである。 EIGAの資料「炭酸ガスの食品及び飲料グレード、炭酸ガス源としての必要条件、品質基準及び検証」(18ページ)は以下のURLから入手可能。 https://www.eiga.eu/index.php?eID=dumpFile&t=f&f=2872&token=7c1d5f281ad6d876a038a2de4324ea74e9961353 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | アイルランド |
情報源(公的機関) | アイルランド食品安全庁 |
情報源(報道) | アイルランド食品安全庁(FSAI) |
URL | https://www.fsai.ie/news_centre/food_grade_carbon_dioxide_21012018.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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