食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04960450470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC、クロストリジウム・ディフィシル感染症に関する2016年疫学報告書を公表
資料日付 2018年6月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は6月20日、クロストリジウム・ディフィシル感染症に関する2016年疫学報告書を公表した(7ページ)。
1.2016年1月1日から、ECDCは欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の救急治療病院におけるClostridium difficile 感染症(CDI)調査の調整を開始した。ECDCの調査手順は、病院がCDI発生率を疫学的及び微生物学的データと関連付けて測定し、監視するための標準化されたツールを提供している。
2.2016年は、EU/EEA20か国の病院556か所から593の調査期間でのCDIデータがECDCに報告された。
3.報告されたCDI患者計7
,711人のうち、医療関連(HA)CDIは5
,756人(74.6%)であった。残りの1
,955人(25.4%)は市中関連(CA)或いは由来不明であった。
4.転帰について情報の得られた患者5
,248人のうち、退院し生存している人は4
,160人(79.3%)、1
,088人(20.7%)が様々な原因で死亡した。死亡原因がCDIに「ほぼ確実に関連する」又は「確実に関連する」人は207人/5
,248人(3.9%)で、CDIに関連しなかった死亡者は622人/5
,248人(11.9%)であった。 
5.薬剤感受性のデータでは、メトロニダゾール耐性が26人/569人(4.6%)から報告され、また、バンコマイシン耐性の患者1人の報告があった。このメトロニダゾール耐性率は異常に高いことから、EU/EEA諸国はメトロニダゾール及びバンコマイシンの非感受性を究極の判断基準である寒天平板希釈法を用いて確認することを考慮するべきかもしれない。その後に感染機序を特性分析するために更なる分析を行うべきである。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://ecdc.europa.eu/sites/portal/files/documents/AER_for_2016-C-difficile.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://ecdc.europa.eu/en/publications-data/clostridium-difficile-infections-annual-epidemiological-report-2016
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