食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04960060314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、イソグルコース(異性化糖)及びスクロース(家庭用砂糖)に関する評価について情報提供
資料日付 2018年6月8日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は6月8日、イソグルコース(異性化糖)及びスクロース(サッカロース、又はショ糖)(家庭用砂糖)に関する評価について情報提供を行った(2018年6月8日付け情報提供 No.019/2018)。概要は以下のとおり。
 イソグルコースは、「高フルクトースコーンシロップ(HFCS)」とも呼ばれ、食品産業において、甘味料として加工食品(飲料、クリーム、ケーキ、菓子類、ヨーグルトなど)に使用される。
 BfRは、各方面から、遊離単糖類(monosaccharide)フルクトースを高濃度で含む当該甘味料・イソグルコースは、他の甘味料(スクロース、てんさい糖、さとうきび糖)と比べ特段の健康影響となるかについて問い合わせを受けている。
 イソグルコースは、様々な割合で単糖類グルコース及びフルクトースを非連結状態で含む。即ち、これらの2種類の糖は単糖類である。一方、スクロースもグルコース及びフルクトースを含むが、これら2種類は連結しており(二糖類)、割合は1:1である。現在一般的に使われるイソグルコースの異性化糖のうち、グルコース及びフルクトースはほぼ同等の量で存在する。
 イソグルコース及びスクロースに関しては、栄養的観点からは差異はない又は有意差はないと予見される。また、健康影響評価も同様の結果となると考えられる。しかし、そのためには、加糖の総摂取量が大幅に増加しないことが前提である。
 フルクトースを相当多い割合で含むイソグルコース異性化糖が加工食品に添加された場合、フルクトースの多量摂取が代謝に有害な影響となる可能性に留意しなければならない。具体的には、メタボリックシンドローム、脂質代謝異常、脂肪肝、肥満症及び2型糖尿病に繋がる場合がある。加えて、フルクトース不耐症が存在することも分かっている。
 食品に添加される糖(添加フルクトースを含む)の過剰摂取が常態化すれば健康への悪影響となることが科学的に証明されていることから、これらの糖は低減すべきであると考えられる。
 消費者は、1日当たりの添加糖摂取量は、飲料を含む食品由来の総エネルギー摂取量の10%を超えないようにすべきである。可能であれば、それよりも少なくすべきである。約2
,000キロカロリーを必要とする成人の場合、飲料を含む全ての食品経由摂取の添加糖は1日当たりティースプーン6~12杯以下である。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/isoglukose-und-saccharose-haushaltszucker-sind-hinsichtlich-des-gefaehrdungspotenzials-fuer-die-gesundheit-gleichartig-einzuschaetzen.pdf
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