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資料管理ID syu04960030301
タイトル 論文紹介:「多環芳香族炭化水素(PAH)へのばく露と加齢によるDNAメチル化の促進」
資料日付 2018年6月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(2018年6月14日電子版)に掲載された論文「多環芳香族炭化水素(PAH)へのばく露と加齢によるDNAメチル化の促進(Exposure to Polycyclic Aromatic Hydrocarbons and Accelerated DNA Methylation Aging)、著者J.Li, L.liang (Key Laboratory of Environment and Health, Ministry of Education and State Key Laboratory of Environmental Health (Incubating), School of Public Health, Tongji Medical College, Huazhong University of Science and Technology,中国、Department of Nutrition, Harvard T.H. Chan School of Public Health, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:加齢は、疾病及び死亡リスクの増加と関連しており、環境中の要因により影響される。PAHへのばく露は、有害健康影響と関連しているが、PAHへのばく露と新規の加齢マーカーである加齢によるDNAメチル化の関連は、明らかになっていない。
 目的:研究の目的は、PAHへのばく露と加齢によるメチル化の関連を調べることである。
 方法:989人の中国人及び160人の白人における全血のメチル化のデータを使用して、中国人集団に適応する加齢によるメチル化予測因子を調べた。筆者らは、(メチル化年齢-実年齢)のΔ年齢、メチル化年齢/実年齢の加齢速度の2つの加齢指標(aging indicator)を定めた。10種類のモノヒドロキシPAH代謝物の尿中濃度を測定した、前述の989人の中国人の内、539人の健康な中国人参加者を3つに分けたグループにおける線形回帰を使用して、PAHへのばく露と加齢指標の関連を評価した。
 結果:筆者らは、中国人及び白人の個人の両方において、正確な予測を提供する加齢によるメチル化予測因子を作出した。測定した10種類の代謝物の内、1-ヒドロキシピレン及び9-ヒドロキシフェナントレンが、他のヒドロキシPAHとは無関係で、加齢によるメチル化とリスク因子に関連していた。即ち、1-ヒドロキシピレンの1ユニットの増加は、Δ年齢の0.53年の増加(95%信頼区間(95%CI):0.18,0.88,FDR(False Discovery Rate)=0.004)及び1.17%の加齢速度の増加(95%CI:0.36,1.98,FDR=0.02)、一方、9-ヒドロキシフェナントレンの1ユニットの増加は、Δ年齢の0.54年の増加(95%CI:0.17,0.91,FDR=0.004)及び1.15%の加齢速度の増加(95%CI:0.31,1.99,FDR=0.02)と関連していた。
 精製した白血球のメチル化データにより確かめた関連において、中国人の3グループの全てで、関連の強さがグループのばく露レベルと相関して、関連の傾向には一貫性があった。幾つかのCpG が、FHL2及びELOVL2遺伝子上に見出され、加齢指標及びモノヒドロキシPAHレベルの両方と関連していた。
 結論:筆者らは、中国人集団に特異的な加齢によるメチル化予測因子を設定し、白人集団にも適応した。今回の知見は、PAHへのばく露が、中国人集団において、ヒトの加齢及びエピジェネティックな変化に関する有害影響と関連している可能性があることを示唆する。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL https://ehp.niehs.nih.gov/ehp2773/