食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04950640149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、外部科学報告書「RNA干渉(RNAi)に基づく遺伝子組換え(GM)植物のリスク評価をサポートするRNAiに関する基本的情報の文献レビュー」を公表
資料日付 2018年5月28日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月28日、外部科学報告書「RNA干渉(RNAi)に基づく遺伝子組換え(GM)植物のリスク評価をサポートするRNAiに関する基本的情報の文献レビュー」を公表した(2018年5月18日承認、173ページ、doi: 10.2903/sp.efsa.2018.EN-1424)。概要は以下のとおり。
 本報告書は、RNAiに基づくGM植物の環境リスク評価の基本的情報として役立つ、RNAiに関連する科学的情報をレビューすることを目的として、EFSAが外部に求めた調査(procurement) (OC/EFSA/GMO/2015/02)の成果である。
 本報告書は、節足動物、線形動物、環形動物及び軟体動物において、主に給餌及び浸漬(経口摂取)を通して与えられた二本鎖RNA(dsRNA)、低分子干渉RNA(siRNA)及びマイクロRNA(miRNA)を伴うRNAi分子の利用に関する体系的な文献検索に基づいている。これらの領域を網羅する検索した出版物の数は、種名、試験されたライフステージ、標的遺伝子及びその機能、使用した被験物質及びその濃度の詳細、導入方法及び効果と共に報告された。
 各章で、以下の入手情報について論じる。
(1)このプロセスに関与する様々な構成要素の記述を含むRNAi活性の取り込み及び系統的拡散
(2)dsRNA-、siRNA-及びmiRNA-誘導遺伝子サイレンシングの機序並びにRNAi効率に関与する種々の因子
(3)GM植物由来のdsRNA、siRNA及びmiRNAの生物的及び非生物的環境へのばく露経路
(4)dsRNA、siRNAおよびmiRNAの環境動態、及び
(5)ばく露、dsRNA、siRNA及びmiRNAのサイレンシング効率に影響を及ぼす因子、起こり得る意図しないオフターゲット(off‐target)効果、及びそれらの機序を含む、非標的(non‐target)効果を制限する可能性がある様々な要因
 最後に、ゲノムデータが利用可能な節足動物、線形動物、環形動物及び軟体動物の種の概要も提示されている。報告書は、無脊椎動物の遺伝子発現に影響を与えるRNAiシステムを用いて植物を開発する際に伴ういくつかの課題を明らかにする。本報告書はまた、現在のところ、無脊椎動物種を特異的に標的とするRNAi発現植物で、開発され包括的に研究されているのは少数であるため、ばく露、特異性、オフターゲット効果、配列相同性、バイオインフォマティクス等に関する知識が非常に限られていると結論付けている。
 報告書は、以下のURLから入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.2903/sp.efsa.2018.EN-1424
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1424
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