食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04940520149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、外部科学報告書「In vivoでのビューベリシン及びエンニアチン類の毒性及び遺伝毒性。かび毒のビューベリシン(BEA)及びエンニアチンB(ENNB)のIn vivoでの毒性及び遺伝毒性研究の統合的手法」を公表
資料日付 2018年5月24日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月24日、外部科学報告書「In vivoでのビューベリシン及びエンニアチン類の毒性及び遺伝毒性。かび毒のビューベリシン(BEA)及びエンニアチンB(ENNB)のIn vivoでの毒性及び遺伝毒性研究の統合的手法」を公表した(183ページ、2018年5月2日承認)。
1.ビューベリシン(BEA)及びエンニアチン類(ENN)は、フザリウム属の真菌が産生するかび毒で、食品及び飼料から検出される。これらの参照値を設定するためのデータは十分ではない。BEA及びENNの経口毒性を評価するために、統合的手法が適用された。ENNからは、エンニアチンB(ENNB)が試験材料として選択された。
2.手法は以下で構成されている:1)in vitro及び急性in vivo遺伝毒性試験、2)遺伝毒性、免疫毒性、内分泌毒性、神経毒性エンドポイント及び繁殖/発達毒性のスクリーニングに重点を置いた反復投与経口毒性試験。
3.BEAの遺伝毒性のエンドポイントについては、反復投与において、コメットアッセイで十二指腸と腎臓に陽性影響が認められた以外は、いずれも陰性であった。BEA免疫毒性は、雌マウスで観察され、脾臓でのエフェクターT細胞の数的増加及び機能活性の上昇として認められた。BEA反復投与試験に基づき、雌マウスでの無毒性量(NOAEL)は1mg/kg体重/日とされた(甲状腺の濃縮核及び子宮内膜過形成の増加)。雄マウスではNOAELは0.1mg/kg体重/日とされた(コロイドの減少及びT4血清量の変化)。母動物NOAELは0.1mg/kg体重/日 (胸腺重量の増加)、発生NOAELは10mg /kg体重/日とされた。
4.ENNBについて、急性処置の後は骨髄及び肝細胞での遺伝毒性効果を示す結果が出たが、反復ばく露の後にはなかった。免疫毒性でのENNBの影響は、マウス両性で観察され、抑圧/阻害活性が特に雄マウスで明らかなことが示された。ENNB反復投与試験に基づき、雌マウスのNOAELは0.18mg/kg体重/日(胸腺、子宮及び脾臓での組織形態計測学的影響)とされた。雄マウスのNOAELは1.8mg/kg体重/日(十二指腸細胞の空胞形成、及び腦における活性酸素種の増加ならびにグルタチオン量の減少)。母動物NOAELは1.8mg/kg体重/日(膵臓での白脾髄の減少及び赤脾髄/白脾髄の領域比の増加)、発生NOAELは18mg/kg体重/日とされた。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.2903/sp.efsa.2018.EN-1406
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1406
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