食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04930560314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ばれいしょ中のグリコアルカロイド(ソラニン)含有量に関する意見書を公表 |
| 資料日付 | 2018年4月23日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は4月23日、ばれいしょ中のグリコアルカロイド(ソラニン)含有量に関する意見書を公表した(2018年4月23日付け意見書 No.010/2018)。概要は以下のとおり。 1.概要 ばれいしょ中のグリコアルカロイドで最も多いのはα-ソラニン及びα-チャコニンである。これらの成分はばれいしょを害虫及び病原微生物から守る役割がある。 発芽している緑色のばれいしょ又は傷んだばれいしょを摂取することはグリコアルカロイド中毒につながる場合がある。軽症の場合は、吐き気、腹痛、嘔吐及び下痢が見られ、発熱が伴う場合がある。重篤な場合は意識障害が生じ、ごく稀に完全な意識消失に至ることもある。また、脳障害、呼吸障害又は循環障害に至る可能性がある。当該中毒が原因の死亡者が1名報告されている(訳注:過去50年以内に記録されたものではない)。 過去100年間で報告及び検証された患者数はごく数人である。グリコアルカロイド中毒に特有の症状として区別できないことから、報告されていない患者は相当数あると考えられる。 2015年11月、自宅でばれいしょ料理を食べた家族から患者が発生した。皮付きの焼いたばれいしょを調理、摂取した後で、嘔吐及び腹痛などの症状を訴えた。調査の結果、その料理のばれいしょは236mg/kgのグリコアルカロイドを含んでいた。一般的に、グリコアルカロイド量が200mg/kg生鮮重量までは有害ではないと考えられる。 しかし、現時点で安全であると考えられている値と、ばれいしょの摂取後に中毒症状が生じたグリコアルカロイド量(236mg/kgばれいしょ)との差は非常に小さいことから、以前に安全と考えられてきたグリコアルカロイド量(200mg/kgばれいしょ)でも中毒症状が生じる可能性がある。 BfRは、入手可能な毒性データに基づき、健康影響となるグリコアルカロイド量について推定した。その結果、無毒性量(NOAEL)として0.5mg/kg体重/日を導き出した。これを超過しないばれいしょ中のグリコアルカロイド量は、100mg/kg生鮮重量である。BfRは、ばれいしょ中のグリコアルカロイド量に関する適切な調査研究を推奨する。 調理済みばれいしょ中のグリコアルカロイド量を最小化するために、BfRは消費者に対して、ばれいしょの保存及び調理に関して以下を助言する。 ・ばれいしょは、乾燥した冷暗所で保存する。いわゆる「芽」は除去する。 ・古い、ひからびたばれいしょ又は発芽したばれいしょ、また、皮を使ったスナック類は摂取に適さない。 ・皮付きばれいしょを食べたい場合は、無傷で鮮度の良いばれいしょを選ぶ。特に小児は、皮付きばれいしょを摂取してはならない。 ・ばれいしょのゆで汁は再利用しない。 ・ばれいしょのフライに使用する油は定期的に交換する。 上記に加え、BfRは、苦味を感じた場合はばれいしょ料理を摂取しないよう助言する。 2.本文より抜粋 2015年に発生した中毒患者の場合、比較的高濃度のグリコアルカロイド量(236mg/kgばれいしょ)が原因であった。一般的に、ばれいしょ中のグリコアルカロイド量は、200mg/kg生鮮重量までなら有害とはならないと考えられている。 しかし、標準的な量のばれいしょ料理1回分を摂取した場合、200mg/kg生鮮重量では、入手可能なデータに基づき推定される最小毒性量(LOAEL)(約1mg/kg体重/日)に達してしまうと考えられる。 当該用量では、感受性の強い集団において望ましくない健康影響が考えられる。当該LOAELを根拠に(安全係数は2)、BfRは、NOAELとして0.5mg/kg体重/日を導き出した。当該NOAELの安全マージン(MOS)を1より大きく取り、グリコアルカロイド摂取量は0.5mg/kg体重/日未満に抑えなければならない。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | http://www.bfr.bund.de/cm/343/speisekartoffeln-sollten-niedrige-gehalte-an-glykoalkaloiden-solanin-enthalten.pdf |
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