食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04930550325 |
| タイトル | 米国衛生研究所(NIH)、慢性消耗性疾患(CWD)がマカク属のサルに伝達しなかったとする研究結果を公表 |
| 資料日付 | 2018年4月25日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 米国衛生研究所(NIH)は4月25日、慢性消耗性疾患(CWD)がマカク属のサルに伝達しなかったとする研究結果を公表した。概要は以下のとおり。 ヒトへのばく露リスクを研究するNIHの科学者による長期間にわたる調査において、CWDが種の壁を越えてマカク属のサルであるカニクイザルに感染することはなかった。 CWDは、シカ、アメリカアカシカ(elk)及びヘラジカ(moose)に見られる脳損傷並びに致死性プリオン病の一種であり、ヒトではプリオン病は発症まで10年以上かかることがある。 「Journal of Virology」に掲載された本研究では、14匹のマカク属のサルに対してCWD感染ジカ及びアメリカアカシカの脳組織を脳内及び経口投与し、その後最長で13年間観察した。マカク属のサルは、ヒトと遺伝的に類似しており、ヒトへの感染が知られている複数の型のプリオン病に感受性があるため、ヒトプリオン病研究のモデル動物としてしばしば使用される。 当該論文によると、研究者らは、高感度RT-QuIC法等の幾つかの試験法を用いてプリオン病の組織を検査したところ、CWDがマカク属のサルに伝達したことを示す臨床的、病理学的或いは生化学的な証拠は確認されなかった。RT-QuIC法とは、NIHの国立アレルギー・感染症研究所の一部であるモンタナ州ハミルトンのロッキーマウンテンラボラトリーズで開発されたReal-Time Quaking-Induced Conversion法(訳注:異常型プリオンたん白質高感度増幅法)である。 極めて重要な公衆衛生上の懸念は、CWDに感染した動物由来の食肉或いは製品を摂取した人々がプリオン病に感受性があるかどうかである。CWDは、1967年にコロラド州の野生動物施設で捕獲飼育(captive)されていたシカで初めて確認された。CWDは米国の野生動物に次第に広まり、現在25州において発生が確認されており、カナダでも確認されている。また本疾病は韓国、ノルウェー及びフィンランドでも確認されている。 ヒトのプリオン病には致死性不眠症であるクールー病、 ゲルストマン・シュトロイスラー・シャインカー(GSS)症候群、変異型、家族性及び孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)等がある。孤発性CJDは最も一般的なヒトプリオン病で、世界中で毎年100万人に1人が罹病している。他のプリオン病には、めん羊のスクレイピー、牛の牛海綿状脳症(BSE)等がある。 このような知見は得られたが、研究者は、人々には安全側をとって病気又は痩せている、或いはCWD感染が確認された狩猟動物の肉を摂取しないように提言している。 Journal of Virology online 25 April 2018 , DOI: 10.1128/JVI.00550-18 (2018)に掲載された当該論文「Lack of Transmission of Chronic Wasting Disease to Cynomolgus Macaques、著者B Raceら」の抄訳は、以下のURLから入手可能。 http://jvi.asm.org/content/early/2018/04/19/JVI.00550-18.abstract |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源(公的機関) | 米国衛生研究所(NIH) |
| 情報源(報道) | 米国衛生研究所(NIH) |
| URL | https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-study-finds-no-chronic-wasting-disease-transmissibility-macaques |
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