食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04930180149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分エマメクチン安息香酸塩の改正理由を付した意見書を公表
資料日付 2018(平成30)年4月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月23日、農薬有効成分エマメクチン安息香酸塩(Emamectin benzoate)のあぶらな科作物及びさや付き豆類等に対する現行の残留基準値の改正理由を付した意見書(2018年4月6日承認、27ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5255)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの評価は、フランス(評価担当EU加盟国(EMS))当局の評価報告書、評価報告書案(DAR)、欧州委員会(EC)のエマメクチン安息香酸塩に係るレビュー等に基づいて行われた。
 欧州連合(EU)の農薬レビューの間、主要作物では果樹類、葉菜類、及び穀類/草類について、輪作作物では根菜/塊茎類、葉菜類、及び穀類について葉面散布後のエマメクチンの代謝が研究された。エマメクチン残留物の性質に係る加工の影響を調査する研究では、標準的な加水分解は限定されていた。
 EUの農薬レビューの間、リスク評価上の残留の定義は暫定的に、エマメクチンB1a、エマメクチンB1b等5種類の誘導体の総量として提案された。
 エマメクチンの毒性学的特性は、EUの農薬ピアレビューの枠組みの中で評価され、そのデータは、許容一日摂取量(ADI)0.0005mg/kg体重/日、及び急性参照用量(ARfD)0.01mg/kg 体重を導くのに十分であった。この最大残留基準値(MRL)申請の中で評価された追加研究に基づくと、リスク評価の残留定義に含まれる光分解代謝物は親化合物に比較して同等あるいはそれより高い効力があると見なされた。
 残留試験によると、あぶらな科作物及びさや付き豆類等に対して提案されているMRL0.03mg/kgを得られる。
 飼料用に使用されるかもしれない(あぶらな科に属する)ケールについて、動物由来の食品への持ち越し汚染(carry-over)が評価された。飼料負荷は、関係のある全ての家畜に対してトリガー値の0.1mg/kg 乾物(DM)を超えなかった。動物由来の食品の現行MRLsはコーデックス委員会の評価による畜産物のより高い摂取量に基づいて設定されているため、修正する必要はない。
 利用可能な情報に基づいてEFSAは、農薬有効成分エマメクチン安息香酸塩のあぶらな科作物及びさや付き豆類等への使用は、毒性学的基準値を超過した消費者ばく露を引き起こすことはなく、消費者の健康にリスクを及ぼさないと結論付けた。
 EFSAは、慢性リスク評価については、光分解代謝物の影響及びそれらのエマメクチン安息香酸塩の現行の使用に対する相対効力を考慮していないため、あくまで参考であると強調している。
 EFSAは、エマメクチン安息香酸塩のあぶらな科作物及びさや付き豆類等への現行のMRLsを0.01mg/kgから0.03mg/kgに改正することを提案する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5255