食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04920330104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、チキンサラダに関連した複数州におけるサルモネラ・ティフィムリウム集団感染症に関する情報を最終更新
資料日付 2018年4月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は4月6日、チキンサラダに関連した複数州におけるサルモネラ・ティフィムリウム集団感染症に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1.CDCは複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国農務省(USDA)の食品安全検査局(FSIS)と共同で、複数州におけるSalmonella Typhimurium株による集団感染症について調査を行った。
2.S. Typhimurium集団感染株に感染した265人が8つの州からの報告された。発症日は2018年1月8日から3月20日まで、年齢は1歳から89歳で、年齢中央値は57歳、67%が女性であった。94人が入院、アイオワ州から死亡者1人が報告された。
3.全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、127分離株(110株が患者由来で、2株が食品検体由来)のうち112株において予想された薬剤耐性は確認されなかった。患者由来の15分離株には、アモキシシリン・クラブラン酸、アンピシリン、セフォキシチン、セフトリアキソン、ゲンタマイシン、ストレプトマイシン、スルファメトキサゾール及びテトラサイクリンの全て或いは幾つかの抗菌薬に対する耐性遺伝子が含まれていた。この薬剤耐性は多くの人にとって治療に影響する可能性は低いが、幾つかの感染症は通常処方される抗菌薬では治療が難しく、異なる抗菌薬が必要となる可能性がある。本集団感染の患者3人の臨床分離株について、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)研究所が薬耐性標準抗菌試験法を実施した。これらの分離株は、試験したどの抗菌薬にも耐性を示さなかった。
4.疫学、検査及び遡及調査の証拠から、Triple T Specialty Meats社によって製造され、食料品店Farewayで販売されたチキンサラダが、この複数州の集団感染源である可能性が高いことを示した。
5.Triple T Specialty Meats社(アイオア州 Ackley工場)は2月21日、2018年1月2日から2月7日までに製造された全てのチキンサラダをリコールした。リコール対象のチキンサラダは、2018年1月4日から2月9日まで、イリノイ州、アイオワ州、ミネソタ州、ネブラスカ州及びサウスダコタ州にある食料品店Farewayの総菜コーナーから、様々な重量の容器で販売された。
6. 4月6日時点で、本集団感染症は終息したとみられる。しかしながら、サルモネラ属菌は、米国における疾病の重要な原因である。サルモネラ症に関する詳しい情報及び感染のリスクを減らすための対策については、CDCのサルモネラ症のウェブページを確認すること。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/typhimurium-02-18/index.html
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