食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04920080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)の行った食品添加物としてのプロパン-1 ,2-ジオール(E1520)再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2018年4月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月5日、「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)の行った食品添加物としてのプロパン-1
,2-ジオール(E1520)の再評価に関する科学テク意見書(2018年3月13日採択、40ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5235)を公表した。概要は以下のとおり。
 1996年、食品科学委員会(SCF)は、プロパン-1
,2-ジオールの許容一日摂取量(ADI)を25mg/kg体重/日に設定した。プロパン-1
,2-ジオールは胃腸から容易に吸収され、臓器及び組織に広く行き渡る。主要な代謝経路は乳酸及びピルビン酸への酸化である。高濃度で、遊離プロパン-1
,2-ジオールは尿に排泄される。
 亜慢性毒性研究において、処置に関連した影響は観察されなかった。入手可能なデータは、遺伝毒性に関連する懸念を起こさなかった。イヌでの2年間の研究では、最高用量レベル(5
,000mg/kg体重/日)で代償的に造血の増加を伴う赤血球の破壊を示唆する血液学的変化が観察された。ラットでのプロパン-1
,2-ジオール(2
,500mg/kg体重/日)の慢性研究で悪影響は報告されなかった。SCFは本研究をADIを得るために用いた。入手可能な生殖及び発生毒性の研究で悪影響は観察されなかった。プロパン-1
,2-ジオールは付属書IIIに基づいていくつかの食品添加物、食品香料、酵素及び栄養素中への添加が認可されており、その後、最終食品へ持ち込まれる。E1520への食品由来ばく露は、使用レベル及び分析データに基づいて評価された。
 同パネルは、情報の入手可能な食品群に関して、ばく露は過大評価されるおそれがあると考えた。毒性のデータベースを考慮して、同パネルは現行の25mg/kg体重/日のADIを改定する理由はないと結論付けた。
 同パネルはまた、ブランドロイヤルの厳正なばく露シナリオの平均及び高レベルのばく露(95パーセンタイル)レベルは、報告されている使用レベル及び分析結果でのプロパン-1
,2-ジオール(E1520)の使用では、どの人口集団においてもADIを超えなかったと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2018.5235
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