食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04900190104 |
タイトル | Morbidity and Mortality Weekly Report(MMRW):「2016年コロラド州における共同所有の酪農場からの生乳の摂取に関連するフルオロキノロン耐性カンピロバクター・ジェジュニ集団感染症」 |
資料日付 | 2018年2月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)のジャーナルMorbidity and Mortality Weekly Report(Weekly / February 9 , 2018 / 67(5);146?148)に掲載された論文「2016年コロラド州における共同所有の酪農場からの生乳の摂取に関連するフルオロキノロン耐性カンピロバクター・ジェジュニ集団感染症」(Outbreak of Fluoroquinolone-Resistant Campylobacter jejuni Infections Associated with Raw Milk Consumption from a Herdshare Dairy -Colorado , 2016)、著者 Alexis Burakoff , MD (CDC、米国)ら」の概要は以下のとおり。 1.これまでに分かっている点 生乳(未殺菌乳)は、カンピロバクター感染症等の多くの食中毒に関連があるとされている。コロラド州を含む幾つかの州では、家畜群の共同所有(herdshare、以下「ハードシェア」という。)プログラムによる未殺菌乳の(共同所有者への)流通は合法である。生乳の販売を合法化すると、生乳に関連する集団感染がより多く発生することが研究で示されている。 2.本報告で追加された点 コロラド州では生乳の販売は違法だが、会員が牛や山羊の群を共同で購入するハードシェアプログラムは合法で、州や地方自治体による規制はない。2016年8月~10月の間にコロラド州にあるハードシェア酪農場由来の生乳を摂取した人の中で、Campylobacter jejuniの感染確定患者が12人、ほぼ確定患者が5人確認された。パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)法により、患者の糞便及び乳2検体において集団感染パターンを同定した。所有者(訳注:ハードシェアプログラムの会員)に集団感染についての通知はされたが、その酪農場は閉鎖を命じられなかった。この報告によって、規制されていない高リスク製品に対処するという公衆衛生上の課題が浮き彫りとなった。 3.公衆衛生活動における影響 ハードシェア酪農場からの生乳の(共同所有者への)流通が合法である州では、生乳に関連した集団感染症が引き続き問題となるであろう。安全でないことが判っている製品に関連する管理措置を実施する際には、公衆衛生の役割を更に明確にする必要がある。州レベルのガイドラインでこのプロセスを支援することが望ましい。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/67/wr/mm6705a2.htm?s_cid=mm6705a2_w |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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