食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04870060149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)は、遺伝子組換えBacillus subtilis TD160(229)株由来の食品用酵素キシラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2018年1月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月22日、遺伝子組換えBacillus subtilis TD160(229)株由来の食品用酵素キシラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 今回の意見書において検討した食品用酵素は、ベルギーのPuratos N.V.社の遺伝子組換えBacillus subtillis株で生産されたエンド-1
,4-β-キシラナーゼである。
 遺伝子組換えは、安全性の懸念を引き起こさない。当該食品用酵素は、生産した菌株も組換えDNAも含まない。当該エンド-1.4-β-キシラナーゼは、ベーキング工程に使用することを意図している。
 ベーキング工程に対して推奨された最大使用レベルに基づき、食品用酵素の総有機固形物(TOS)への摂食由来のばく露量を、EFSAの包括的欧州食品摂取量データベースの個々のデータを基に推定した。今回の推定ばく露量は、欧州の住民において、最大で0.008mgTOS/kg体重/日であった。
 当該食品用酵素は、細菌における遺伝子変異もヒトのリンパ球における染色体異常誘発活性も誘発しなかった。従って、遺伝毒性に関しての懸念はない。
 げっ歯類における90日間反復経口投与試験により亜慢性毒性を評価した。無毒性量(NOAEL)が算出され、その値を摂食由来のばく露量と比較し、その結果、十分に高いばく露マージン(MOE)を生じた。
 アレルゲン性は、既知のアレルゲンのアミノ酸配列と比較することにより評価し、合致するものは見出されなかった。EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、当該キシラナーゼに食品アレルギー反応の兆候はないと見なした。
 微生物の起源、実施した遺伝子組換え、製造工程、提供された組成及び生化学データ並びに毒性学的試験及びアレルギー性評価における知見に基づき、当該食品用酵素は、意図した使用条件下では安全性の懸念を引き起こさない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5008
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